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『銀河の一票』予想どおりだが予想どおりじゃなかったラスト1分半…評価急上昇は、やっぱり野呂佳代のおかげ【ネタバレあり】

芸能 記事投稿日:2026.06.30 16:27 最終更新日:2026.06.30 16:29

『銀河の一票』予想どおりだが予想どおりじゃなかったラスト1分半…評価急上昇は、やっぱり野呂佳代のおかげ【ネタバレあり】

舞台への出演を終えて次の現場に向かう野呂佳代

 

 予想どおりであり、予想をくつがえすエンディングとなった『銀河の一票』(フジテレビ系)。6月29日(月)放送の第11話で堂々の完結を迎えた。

 

 黒木華が主演し、野呂佳代が準主役を演じた本作。

 

 政治家秘書だった星野茉莉(黒木)は、与党幹事長である父(坂東彌十郎)との確執などで人生に絶望していたとき、スナックママ・月岡あかり(野呂)と出会う。茉莉が政治素人であるあかりを都知事にするべく、東京都知事選に挑む物語。

 

 あかりの「“きれいごと” じゃないよ、“きれいなこと” だよ」といった数々の名言を生み出し、今クールのドラマのダークホースとして大きな話題を集めてきた。

 

 最終話、ついに選挙戦最終日。はたして、あかりは都知事となったのか?

 

 ここからはネタバレありとなるため、最終話未視聴の方はご注意を。

 

■【ネタバレあり】ラスト1分半で都知事選の勝者が明らかに

 

 ラスト1分半。茉莉の幼なじみで、与党の人気国会議員である日山流星(松下洸平)が選挙に勝って、都知事となった姿が描かれた。 つまり、主人公陣営が負けて終わったのだが、これはある意味、当初からの予想どおり。

 

 あかりが人格者であるのは間違いないが、ついこのあいだまで政治素人だったのも事実であり、そんな彼女が都知事になるというのは非現実的だ。

 

 もちろん、準主役なのであかりが当選する可能性もあったとは思う。

 

 だが、せっかくシリアスな社会派エンターテインメントとして描いてきたのに、「月岡あかり都知事誕生」となると、最後の最後でコメディ感が強くなってしまうリスクもあった。だから、挑戦からの落選で “負けの美学” を描いて終幕するのは妥当だったろう。

 

 とはいえ、個人的には、あかりは再びスナックを開いて市井の人に戻るかと思っていたのだが、予想を裏切るまさかの結末に――。

 

 あかりと茉莉、そして「チームあかり」として陣営を支えた五十嵐隼人(岩谷健司)と雲井蛍(シシド・カフカ)の4人が、民間登用という形で副知事に。敵陣営だった4人を副知事にするという都知事・流星による粋な大抜擢というわけだ。

 

 最終話を観終えて振り返ると、流星しかり幹事長の父しかり、けっきょく茉莉のまわりに根っからの悪い人間はおらず、それぞれに自分の正義とやさしさを持った愛すべきキャラクターだったことがわかる。

 

 ストーリーとしても “きれいごと” ならぬ “きれいなこと” として、美しく着地した形である。

 

■このドラマで圧倒的に評価が急上昇したのは…

 

 今クールのドラマは、放送前の期待値が高かったり放送中の評判がよかったりした作品に、最終話で賛否両論が巻き起こってしまったという印象が強い。

 

 他作品との比較に批判もあることを承知で言わせていただくと、TBS系の日曜劇場『GIFT』と金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』の最終話に酷評が飛び交ったことを考えると、『銀河の一票』が最初から高評価のままフィニッシュしたのは本当にすごいこと。

 

『銀河の一票』は4月の放送開始前はそこまで注目を集めていなかったダークホースだが、“今クール1” と推すドラマファンは多いだろう。

 

 そしてなにより、実質的にダブル主演に近い形でこのドラマの顔になった “役者・野呂佳代” の評価はうなぎのぼりのはず。

 

 もちろん、主演の黒木華の演技力があってこそ作品に太い芯ができていたのは間違いないし、ライバルを好演した松下洸平による最終話後半の演説シーンは胸打たれるものがあり、2人の役者としての地力を改めて認識させられた。

 

 けれど、評価の急上昇率で考えると、この作品でもっとも飛躍したのは、もともと演技巧者として知られていた黒木や松下ではなく、ダントツで野呂だったのではないか。

 

 近年はバイプレイヤーとして「野呂佳代が出るドラマにハズれなし」と評される売れっ子になっているが、彼女がゴールデン・プライムタイムの連ドラ主演を張る日も近そうだ。

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出典元: SmartFLASH

著者: 堺屋大地

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