
あのちゃん
6月30日、テレビ朝日は東京・六本木の同局内で定例社長会見をおこない、15日に最終回となった同局系『あのちゃんねる』について西新(あらた)社長が言及した。
「2026年5月18日、番組内の『あのサッカー部』企画で、『ベッキーの次に嫌いな芸能人は?』というお題に、あのさんが『鈴木紗理奈!』と回答しました。放送後の20日、名指しされた鈴木さんがInstagramのストーリーズで《普通にいじめやん》と訴えたところ、今度はあのさんが21日、Xで《先に嫌なことされてるとは考えないんだな》(現在は削除済み)と投稿して、騒動となりました。テレビ朝日は23日に公式サイトで謝罪、28日に番組の終了を発表しました」(芸能担当記者)
この一連の騒動に関して、西社長は「番組制作スタッフの配慮が足りずに、鈴木紗理奈様にたいへん不快な思いをさせてしまい、あの様にとっても本意ではない形での放送、企画、編集内容になって、多くの誤解を招く結果になってしまった」と、スタッフの不手際を認めた。さらに「詳細はこの場では控えたいが、コミュニケーション不足は間違いなくあった」として、番組スタッフとあのサイドの溝も認識し、関係者には厳重注意をおこなったと発表した。
「騒動当時、あのさんは番組への不信感を丸出しにして、テレビ朝日の謝罪を引用し、《もう続けたくないので番組を降ります。つまり、番組が終わるということになると思います》と降板宣言をしました。事務所と局の話し合いも実らず、人気番組が打ち切りという事態になってしまいました。終了後、放送枠は単発の特番枠となっており、後継のレギュラー番組は決まっていない状態です。広告収入面でもマイナスなのは間違いありません」(同前)
Xでは、《根本的な問題は、#テレビ朝日 社内にはいじめを娯楽として面白がるという文化が根付いているということじゃないの?》など、テレビ朝日の対応への批判が根強い。
あののファンからは《あのちゃんねる最終回のニュース見て心がギュッとなってる。西新社長もおわびしてたけど、関係者間の情報共有が足りなくてあのちゃんの本意じゃない番組終了になっちゃったの、ファンとしてしのびない…》と、切実な胸中を吐露する声も。バラエティ番組中心に稼働する制作会社の放送作家は、今後の番組作りは変わると指摘する。
「今回の件では、番組MCと制作のコミュニケーション不足に巻き込まれた第三者の鈴木さんも含めて、全員が得をしない結果に終わりました。“芸能人同士の悪口”を軸に番組を構成する手法への批判もいまだに強く、今後は手を出しにくくなりそうです。とはいえ、テレビ朝日の深夜枠は、複数の芸人を集めて“際どめ”なトークをするなど、炎上につながりやすい企画が多いので、方向転換はたいへんでしょう」
このまま“人を傷つけない笑い”の方向に一気に転換していくのだろうか――。
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