
『news zero』でメインキャスターを務める藤井貴彦
6月30日、FIFAワールドカップ(北中米W杯)決勝トーナメント1回戦の日本対ブラジル戦がおこなわれた。2-1で惜しくも敗れたが、日本チームの健闘は大きな感動を巻き起こした。試合前日、藤井貴彦がメインキャスターを務める報道番組『news zero』(日本テレビ系)で、W杯の特集が放送されたが、その内容が物議を醸している。
発端となったのは、29日の日本対ブラジル戦直前の企画。
「試合前に、日本や開催地のアメリカ、ブラジルを訪れ、現地の様子を伝えるものでした。ブラジルのリオデジャネイロでは、ブラジル人サポーターに予想スコアや注目する日本人選手についてインタビューしていました。
サポーターのなかには、日本の青色のユニホームを着て、日本チームの健闘を祈る人もおり、好意的な反応が見受けられました。そんななかで、青いユニホームを着た男性サポーターが、日本好きであることを話しながら、両指で自分の目をつり上げるジェスチャーをする場面があったのです」(スポーツ紙記者)
ブラジル人サポーターの“つり目ポーズ”について、放送後のXでは
《明らかに不適切でしょ》
《アジア人差別ポーズそのまま放送しちゃってる》
など、厳しい声が聞かれた。
「つり目は、古くからアジア人を揶揄するジェスチャーとして使われており、近年はアジア人に対する差別的な行為と見なされています。2025年11月、ミスフィンランドに選ばれた女性がこのポーズを取った写真をSNSに投稿したところ、差別的な表現として物議を醸し、『ミス』の称号をはく奪され、謝罪する事態になりました。しかしその後、この女性を擁護するように、連立与党『フィンランド人党』の所属議員が、つり目の写真や動画をSNSに投稿したのです。
騒動が過熱するなか、アイドルグループ『仮面女子』の猪狩ともかさんがこの件を報じた記事をXで引用し、《これでアジアの人々を馬鹿にしてる気分になっているんですね》と厳しい見解を示すなど、日本でも大きな話題になりました」(芸能担当記者)
今回、『news zero』では、そんなポーズを取った男性をそのまま放送したため、疑問を持たれたようだ。
「問題のブラジル人サポーターは、一見すると、日本に対して好意的な言動を取っており、つり目のジェスチャーをした意図は分かりかねる部分もあります。しかし、SNSでも差別的な表現として広く認知されているポーズであることは間違いなく、日本対ブラジルの試合が迫る直前、こうしたシーンが流れたことを残念に思う人もいたようです」(同前)
ブラジル人サポーターの“つり目ポーズ”が差別的な表現にあたることは認識していたか、SNSでの反応をどのように受け止めているか。本誌「Smart FLASH」は日本テレビに問い合わせところ、以下のような回答があった。
「ご指摘のジェスチャーにつきましては、アジア人に対する差別的な表現だと認識しております。限られた時間内での編集作業で、担当者が当該動作に気づかずに放送してしまいましたが、今後、不適切な表現を見落とさないよう、報道局内であらためて注意喚起しました」(日本テレビ 広報部)
W杯の熱気を伝える放送が、思わぬ波紋を呼んでしまった。
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