
暗い顔で豊洲を歩く山田涼介
6月下旬、陽が落ちた東京・豊洲をうつろな表情でとぼとぼと歩いていたのはHey! Say! JUMPの山田涼介だ。居合わせた通行人が語る。
「黒色のズボンにベージュの上着を羽織った山田さんが、すごく暗い顔をしていたので驚きましたよ。エキストラが20人ほどいて、何かの撮影だったようです。横を見たかと思えば、今度は全力疾走していて……ミステリアスな雰囲気が漂っていました」
山田が撮影していたのは7月ドラマ『一次元の挿し木』(日本テレビ系)だ。松下龍之介氏による同名小説が原作で、第23回「このミステリーがすごい!」大賞・文庫グランプリを獲得している。
「ヒマラヤ山中で発掘された200年前の人骨が、失踪した義理の妹とDNAが一致する謎を追う本格ヒューマンミステリーです。義理の妹は堀田真由さん、父親役は佐々木蔵之介さんなど実力派俳優が脇を固めています。
山田さんが演じる主人公・七瀬悠は、彼のこれまでの“キラキラしたアイドル像”とは一線を画す、かなり陰のあるキャラクターです。セリフよりも間や表情で見せる芝居が多く、山田さんにとって“新境地”ともいえる役柄になるのではと期待されています。実際、この日は山田さん自身もほとんど笑顔を見せず、役に入り込んでいる印象でした」(制作会社関係者)
近年、俳優業に軸足を置く動きも目立つ山田。グループ活動と並行しながら、ソロ活動も加速している。
「これまでの山田さんの主演ドラマは、『金田一少年の事件簿』シリーズをはじめ、学園系の推理ドラマや恋愛・青春ものなど、ファンタジーやコメディ要素を含む作品が中心でした。ミステリー要素が強い作品であっても、比較的エンタメ寄りのトーンが多かった印象です」
こうした経歴もあり、今回のような人間の闇や喪失を軸にした“重厚なヒューマンミステリー”を演じた経験は多くはない。
「ミステリーの経験自体は豊富ですが、どちらかといえば“謎解きの面白さ”に比重が置かれてきたタイプ。人間関係の歪みや喪失感といったテーマをどこまで深く掘り下げられるかは、今回の見どころになるでしょう」(芸能記者)
この作品が山田にとってどのような転換点になるのか、注目が集まっている。
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