橋本愛と佐藤二朗
佐藤二朗が、ドラマ撮影中、橋本愛へハラスメントをおこなったとされる報道が、各所に波紋を広げている。
4月期ドラマ『夫婦別姓刑事』(フジテレビ系)で、2人は夫婦役で共演している。だが、『週刊文春』の報道によると、佐藤が橋本の顎にアドリブで触れたことをきっかけに、トラブルに発展。佐藤は、橋本のキャリアを否定するような言葉を向けたとされ、フジテレビが調査依頼した外部弁護士により「深刻なハラスメント」に該当したと報じられた。
「佐藤さんは自身のXで《もうこれ以上は我慢できません》などと反論、所属事務所も《到底受け入れることはできない》とハラスメントを否定しています。
橋本さんには、過去のセクハラ被害によるトラウマで身体接触の制限があり、フジテレビ側と佐藤さんのマネージャーには事前に伝えられていたそうです。
ただ、話し合いの末、佐藤さんの演技に制限をかけないため、本人には共有されなかったといいます。結果、経緯を知らない佐藤さんが、第1話の撮影中に橋本さんの顎に触れ、トラブルに発展したわけです。そのため、フジテレビ側の責任を指摘する声も多く聞こえてきます」(芸能記者)
ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)など、数々の人気作品を生み出してきた脚本家・野木亜紀子氏は、自身のXで騒動に言及。《トラウマ関係なく、「台本にない、アドリブでの身体接触は事前に言ってほしい」と役者が言うのは現代において特段珍しい話ではない》としたうえで、《女性俳優側は事前に身体接触NGの可能性を話し、わかった上でプロデューサーが起用したなら、番組側の責任》と苦言を呈している。
また、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌『残酷な天使のテーゼ』などを手がけた作詞家・及川眠子氏も、自身のXにて、
《プロデューサーてのは基本何もできない人がやる仕事。だって現場にはそれぞれのプロがいて、彼らに任せればいい。でも何かあったときに間に入って揉めごとを解消したり責任取るためにプロデューサーという存在が必要。あとはお金の工面。それをせずに責任転嫁することばっかり考えてるような人に、プロデューサーの肩書き付いた名刺を持つ資格なし》
と、プロデューサーの監督責任を指摘した。
だが、フジテレビ側は、現時点では制作側の責任に言及する様子はない。7月2日に出された声明では、
《男性俳優の言動について厳重注意を行い、再発防止を求めたことは事実》
《男性俳優が、女性俳優が演技上の制約を有することになった経緯を認識しながら発した言葉等が、外部弁護士による調査において問題視された》
などと、直接的に名前は出さないまでも、佐藤の言動への見解を示している。さらに、佐藤は同社製作の映画『踊る大捜査線N.E.W.メトロポリスを駆け抜けろ!』(9月18日公開)に起用されており、関連のスピンオフドラマにも出演予定だったが、今回の報道により降板することになったと報じられた。フジ側の、佐藤を素早く切り捨てる姿勢には、疑問の声が少なくない。
「5日配信の『スポニチアネックス』では、フジテレビが局側の責任に言及しなかったことで、『俳優や関係者、現場スタッフの間で不信感が高まった』とドラマ関係者が証言。現場は大混乱に陥っているといいます。
今回の騒動に関しては、佐藤さん・橋本さん両者ともに、現場の調整がうまく機能しなかったが故の被害者、と見る向きもあります。このまま佐藤さんを切り捨てて一件落着、とはいかないのではないでしょうか」(同前)
なんらかの改善策を講じる必要がありそうだがーー。
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