橋本愛と佐藤二朗
7月7日、フジテレビが、同局制作のドラマ『夫婦別姓刑事』でダブル主演を務めた佐藤二朗と橋本愛に関する騒動を受け、公式サイトで文書を公開した。トラブルの詳細が明らかになったが、佐藤の事務所が出した “反論” との違いが見られるようで──。
一連の騒動は、7月1日の「文春オンライン」が、撮影現場での佐藤の橋本に対する言動が問題視されたと報じたことに端を発する。フジテレビは2日、佐藤に厳重注意したことを認めたが、今回の声明でトラブルの経緯や見解が明かされた。
「新たな発表によれば、橋本さんは身体接触に関する制限があり、制作サイドが佐藤さんのマネージャーに伝えたものの、佐藤さん本人には共有されず、3月下旬の撮影で佐藤さんが橋本さんのあごに触れる芝居をしたと記されています。
ただ、橋本さんもフジテレビも、この接触自体をハラスメントとして問題視したわけではありません。
橋本さんの接触範囲について協議するなかで、佐藤さんが橋本さんの楽屋を2度にわたって訪問し、身体接触の制限を事前に告知する必要性を告げたそうです。
ただ、2度めの訪問時の橋本さんに関して、フジテレビは《女性俳優は、男性俳優の訪問が突然であったことと、その発言の内容や口調の強さに激しく動揺し、しばらくの間、女性俳優は涙が止まらない状態になりました》と説明しています。
佐藤さんの楽屋での言動が外部の弁護士の調査で問題視され、ハラスメントと認定されたそうです」(スポーツ紙記者)
主演俳優2人の現場でのトラブルが明らかになり、衝撃を与えた。一方で、Xでは
《認識違いがあるのが気になる》
《佐藤二朗さんの方は控え室で話したあと、笑顔と言っていたような、涙が止まらない状態というのとはえらい乖離がありますね》
《俳優辞めろって言われた橋本愛は笑顔でしたっていう佐藤二朗側の声明文味わい深い》
など、佐藤側の主張との違いを指摘する声が見受けられる。
佐藤の所属事務所は1日に声明を出し、ハラスメント行為を否定していた。“反論声明” には、楽屋でのやりとりも記載されていた。
「佐藤さんが楽屋を訪れた理由に関して、完成した映像に満足し、今後の撮影でわだかまりを残さず、橋本さんを労うためだったと説明しています。
問題となった発言については、《過去の心の傷は最大限、尊重されるべき社会だと心から思うが、トラウマがあって夫婦役を演じるなら先に状況を相手に共有すべきである事、その状況が続くなら俳優を続けるべきではないのではないかと僕個人は思います、と伝えました。この日、橋本氏は、佐藤が退室するときも笑顔でした》と記載していたのです。
佐藤さんの事務所は、橋本さんの反応を “笑顔”、フジテレビは “号泣” と評しており、両者の主張がまったく異なり、食い違っているのです。橋本さんは、佐藤さんがいるあいだは笑顔を見せていたものの、退出後に涙を流したことも考えられます」(芸能記者)
今回の “ハラスメント騒動” は、芸能界でも大きな注目を集め、見解を述べる著名人や脚本家も少なくない。脚本家で映画監督の三谷幸喜氏も、7月4日の情報番組『情報7days ニュースキャスター』(TBS系)でこの騒動に言及した。
「三谷さんは『あくまで一般論』と前置きしつつ、『演劇の世界でも、映像の世界でも、現場で役者同士のコミュニケーションがうまくいかないことって、けっこうあるわけです。揉めるときに一番大事なのは、当人同士で言い合わせをしない。あの人の芝居は違うなと思ったら、まず演出家に言うみたいな。プロデューサーを挟むというのが一番の解決策かなと思うんですけど』と話していました。
今回の件で言えば、佐藤さんと橋本さんが楽屋で身体接触の話題で直接話したことが問題につながったわけです。佐藤さんとしては、共演者同士、直接顔を合わせてコミュニケーションを取りたい意図があったのかもしれませんが、結果的に事態を悪化させた印象は否めません」(同前)
『夫婦別姓刑事』は、佐藤と橋本演じる敏腕コンビが、職場で夫婦であることを隠す様子をコミカルに描いた物語。撮影後、主演俳優2人の関係が悪化する問題に発展したのは残念でならない。
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