
佐藤二朗
7月7日、フジテレビが俳優・佐藤二朗と橋本愛のハラスメント騒動について異例の長文声明を発表した。騒動の経緯や外部弁護士をまじえた社内調査の結果を公表したものの、その内容をめぐり、SNSでさらなる波紋を広げている。
それによれば、制作現場が出演をオファーした際、女性俳優側から《過去の経験を踏まえ、キスシーンやベッドシーン等の場面がある場合には、事前に相談の上、インティマシーコーディネーター等の専門家を関与させることが出演の条件》だという要望があり、また、《日常動作に伴う接触は問題ない》という説明もあったという。
「フジテレビは、この重要な配慮事項を佐藤さん側のマネージャーに伝えていたといいます。しかし、《本人に伝えると演技に影響が出る》というマネージャー側の判断を受け、この時点では佐藤さん本人には共有されていませんでした。その後、撮影中に女性俳優側からあらためて配慮事項を本人にも伝えるよう求められ、ようやく本人へ説明が行われたといいます。しかし、その後の話し合いや楽屋でのやり取りを経て、外部弁護士は《女性俳優に受忍限度を超える精神的負荷》を与えたと判断。フジテレビもこの見解を踏まえ、一連の言動はハラスメントに該当すると結論づけたということでした」(スポーツ紙記者)
さらに声明では、佐藤側から女性俳優への謝罪の意向が示されていたことや、撮影中は接触や連絡方法を制限する環境調整をおこなっていたことも記されていた。
しかし、この一連の説明に対し、Xではフジテレビの対応に疑問や不満の声が噴出している。
《どう読んでも佐藤氏の言い分が反映されているようには読めず、フェアとは言い難い印象を受ける》
《まず真っ先にこれをするべきだっただろ。会社の保身ばっかなのもうやめろ》
佐藤本人が事前に配慮事項を知らされていなかった以上、本人にとっては不可抗力の側面もあったのではないかと受け止める声も少なくない。その一方で、結果として佐藤だけがハラスメントの加害者とされる形となったことに、不条理さを指摘する意見も広がっている。
「フジテレビの詳細な説明が『文春オンライン』による7月1日の報道から時間を置いて発表されたことに対しても、もっと早い段階で発表すべきだったという批判が寄せられています。フジテレビは今回の声明で、関係者への誹謗中傷や憶測に基づく情報発信を控えるよう呼びかけるとともに、制作現場での情報共有やハラスメント防止策の強化を打ち出しました。しかし、一連の説明を受けても、ネット上の議論は収束するどころか、むしろ一段と過熱している印象です」(芸能ジャーナリスト)
一度失われた信頼を取り戻すのは容易ではない。5300字を超える異例の声明だが、皮肉にも新たな火種を生む結果となったようだ。
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