池上彰
7月4日放送の『池上彰のニュースそうだったのか!! アナタの知識アップデートSP』(テレビ朝日系)で、不可解な映像が指摘され、物議を醸している。
「この日は、日本人が夏に行きたくなる海外旅行先が特集され、そのなかで『日本人が実際に行っている国・地域』という2025年8月のランキングが紹介されました。1位から3位は韓国、アメリカ、タイ、そして5位はシンガポールで、それぞれ国旗が表示されていた一方、4位の台湾だけ国旗が描かれていなかったのです」(テレビウォッチャー)
これに視聴者からは、
《池上彰の番組 台湾の国旗だけない》
《台湾の国旗を映さないのは何か理由があるんか!?》
といった疑問の声があがったのだ。
「台湾については、中国が『自国の一部』と主張しており、国家承認をめぐって国際的にもデリケートな立場にあります。オリンピックでも『チャイニーズタイペイ』の名称が使われているように、各メディアも表記や演出には神経を使っています。そのため、今回も国旗表示には慎重な判断があった可能性があります。日本政府も1972年の日中共同声明に基づき、台湾を国家として正式に承認していません。そのため“地域”という表記を用いることもあります。
しかし、台湾の国旗である『青天白日満地紅旗』は日本でもよく知られており、オリンピックでは使用していませんが、WBCなどでは見られます。親しみのある国旗がないことに違和感を持つ視聴者も多かったのでは」(芸能担当記者)
池上氏も、中国関連の発言で物議を醸した過去がある。
「2011年放送の『池上彰の現代史講義』(BSジャパン)で、池上氏は1989年の天安門事件について『天安門広場では1人も殺されていなかったことが後に分かります』と説明しました。その後、『長安街では多数の死者が出た』とも補足していましたが、この『広場内ゼロ』という部分だけが一人歩きし、『天安門事件の死者はゼロと言った』かのような誤解が広がったのです」(同前)
当時は「中国の代弁者だ」などと批判が噴出した。
「池上氏による天安門事件での主張は切り取り発言による弊害とされている一方、中国が絡むテーマになると及び腰になりがちだと以前から指摘されてきました。今回の台湾国旗問題も、そうした経緯があって特に注目が集まったのかもしれません」(同前)
バラエティ番組で流れた一瞬の場面。だが、そこには国際問題になりかねない火種が眠っているというわけだーー。
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