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橋本愛、佐藤二朗に発した言葉の意図とは…ハラスメント騒動の裏で対立する“新旧演劇観”

芸能 記事投稿日:2026.07.10 19:53 最終更新日:2026.07.10 20:01

橋本愛、佐藤二朗に発した言葉の意図とは…ハラスメント騒動の裏で対立する“新旧演劇観”

橋本愛と佐藤二朗

 

 俳優の佐藤二朗と橋本愛がW主演を務めたドラマ『夫婦別姓刑事』(フジテレビ系)をめぐる“ハラスメント騒動”で、佐藤が『週刊新潮』の取材で明かした橋本の発言がSNS上で波紋を広げている。

 

 事の発端は、7月1日の「文春オンライン」の報道だ。撮影現場での佐藤の橋本に対する言動が問題視されたという。7日、フジテレビはトラブルの詳細な経緯や見解に関する声明を出した。

 

「発表によれば、橋本さんは身体接触に関する制限があり、制作サイドが佐藤さんのマネージャーに伝えたものの、佐藤さん本人には共有されず、3月下旬の撮影で佐藤さんが橋本さんのあごに触れる芝居をしたと記されています。橋本さんの接触範囲について双方の事務所スタッフやプロデューサーを交えて協議するなかで、佐藤さんが橋本さんの楽屋を2度にわたって訪問し、身体接触の制限を事前に告知する必要性を伝えたそうです。この訪問によって、橋本さんが撮影に支障をきたすほどの精神的ショックを受けたと見て、フジテレビは外部の弁護士の調査を依頼。その結果、弁護士は佐藤さんの言動がハラスメントに当たるとの見解を示したそうです。

 

 一方、『週刊新潮』によると、橋本さんは楽屋にきた佐藤さんの姿勢について、『芝居ファースト』だと発言したといいます。橋本さんの事務所は『フジテレビ社による報道が事実との認識です』と3日に声明を発表していましたが、フジテレビの発表では、この橋本さんの発言に関する記述はありませんでした。佐藤さんと橋本さんの発言で、齟齬が生まれている形ですね」(スポーツ紙記者)

 

 橋本が発した「芝居ファースト」という言葉について、小劇場関係者はこう語る。

 

「この『芝居ファースト』という言葉は、従来、作品のためなら俳優が何でも我慢すべきという価値観をあらわしていました。近年の演劇界では、こうした“古い考え”は批判的に捉えられています。かつて、演出家や先輩俳優が若手を怒鳴りつけたり、無理な要求を重ねたりすることが『俳優を育てる』という“美談”として語られてきました。灰皿投げで有名な故・蜷川(にながわ)幸雄さんや、稽古中は俳優を罵り続ける故・つかこうへいさんが活躍した時代には、そうした逸話を誇らしげに話す俳優も少なくありませんでした。しかし、現在ではそうした“悪しき風習”は見直されつつあります。

 

 橋本さんの発言の意図としては、演技のために俳優が我慢したり、無理をする必要はない、というものだったのでしょう」

 

 橋本は映画やドラマで第一線を走りながら、現在も小劇場のワークショップへ積極的に参加し、演劇の現場で研鑽を積み続けていることで知られる。これに対して佐藤は近年、映画やテレビドラマなど映像作品を主戦場として活動を続けている。「芝居ファースト」という一言をどう受け止めるか。その背景には、コミュニケーションの齟齬を超え、時代や価値観の断絶が横たわっているのかもしれない。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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