
声優の宮村優子(写真・公式サイトより)
アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』で惣流・アスカ・ラングレー役を演じ、大ブレイクした声優の宮村優子が不遇の“過去”を告白し、波紋を呼んでいる。
「7月11日、宮村さんはネットニュースサイト『ハナソネ』の連載を更新し、オタク・サブカル文化の変遷について語りました。アニメが完全に子ども向けとされていた時代、アニメグッズ専門店は人目につかない場所にあり、宮村さんも人目を忍んで通っていたといいます。オタクであることがばれるのを怯え、グッズを引き出しの奥に隠して楽しんでいたという、当時の実態を振り返りました」(芸能担当記者)
さらに1990年代、声優としてのキャリアが始まったころ、バラエティ番組では声優が「珍獣」「イロモノ」扱いされていたと告白。自身の公開ラジオの取材が、オタクを揶揄する特集として放送されたことや、番組の企画会議でオタク文化を嘲笑する構図が「テレビ的におもしろい」と語られていたことも明かし、テレビはずっとトラウマだったと語った。
ベテラン声優の告白に、Xでは
《めっちゃわかる……わかりすぎる…》
《宮村さん貴重な発言ありがとう》
と、同じ感性を持つ人からの共感や感謝の声が相次いでいる。アニメ誌ライターはこう語る。
「オタク文化がいまのように市民権を得た背景には、こうした当事者が肩身の狭い思いに耐えながら、発信を続けてきた歴史があるというわけです。先人の努力で、いまや『ジャバニメーション』『クール』ともてはやされるようになりました」
一方、宮村はいまのオタク文化についても、複雑な思いを口にしている。
「『最近はアニメ好きを公言する芸能人やテレビスタッフが増えたおかげで、声優の地位も確立された』と現状には感謝しつつも、一方で『布の面積が狭いコスプレイヤーさんの撮影会や、揺らさなくていいのに胸やお尻が揺れるカットが入るアニメ。そういうのが普通って!!』と嘆き、『えっちなものに慣れすぎてえっちとは感じず、あけすけ過ぎてお母さんは心配だぞ』と苦言を呈していました。もっとも、そんな宮村さんも5月のファンイベントでは、シルバーのボブウィッグに猫耳カチューシャ、デコルテ全開に生足ミニ丈ドレスで“にゃんポーズ”を披露していただけに、どこまでがOKなのかという線引きがまた議論を呼びそうです」(同前)
現在のオタク文化の裏には、長い歴史があるというわけだ。
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