
池松壮亮(写真・中井川俊洋)
「では、拙者は、太陽になりまする!」
7月5日放送の、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』での一幕だ。羽柴秀吉を演じる池松壮亮は、織田信長の、空のように「境目がない」世を作りたいという言葉にこう呼応した。
「主演の仲野太賀さんや小栗旬さん、浜辺美波さんなど、豪華な面々が揃う作品です。秀吉の“陽キャラ”な性格を表わすように、服装も徐々に派手なものになってきていますね。12日放送回では本能寺の変で信長が倒れました。今後、豊臣兄弟が名を馳せていく様が描かれると思われます」(芸能記者)
そんな池松だが、普段の“通勤”の様子は少し違ったようだ。7月某日の午前、池松は愛車を運転してNHKに現われ、下車するとそのまま局内へと入っていった。2023年に独立し、現在は個人事務所で活動している。
「事務的な業務も自分でおこなうことが多いそうです。とはいえ、車を自分で運転するのは、人手が足りないというわけではないようです。というのも、もともと池松さんは大の車好きなんです。父親の影響で、幼少期から様々な種類の車に乗ってきたそうです。そうしたこともあり、駆け出し時代から自分で運転して現場に行くのが、池松さんの“マイルール”のようになっています」(芸能関係者)
池松は2001年、劇団四季ミュージカル「ライオンキング」のヤングシンバ役でデビュー。2003年にトム・クルーズ主演の『ラストサムライ』に10代で子役として出演し、スクリーンデビューを果たした。以後、大勢の大人のなかで仕事をする機会が多かったためか、「かつては自分を出せないクセがついていた」と、たびたびメディアで語ってきた。
「もちろん今は現場でリーダーシップを発揮しています。夫婦役を演じる浜辺さんなどにも積極的に話しかけたり、本番で誰かがNGを出した際にも率先して仕切り直す“影の主役”を買って出ています。池松さんは仲野さんと10代から知り合いということもあり、“兄弟”のコンビネーションもばっちりです」(同前)
本能寺の変で信長が急逝した後の秀吉は、冷徹な采配で天下人の座まで駆け上がっていく。だが、現実の池松の素顔は、周囲への気遣いにあふれているようだ。
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