NHK連続テレビ小説『風、薫る』でWヒロインを務める見上愛と上坂樹里
NHK連続テレビ小説『風、薫る』が新たな展開を迎えている。
患者の切実な願いをかなえるため、りん(見上愛)は患者を病院の外へ連れ出すが、その後、患者は容態が悪化し、息を引き取る。このことに思い悩むりんは、看護婦としての仕事ができなくなっていた。直美(上坂樹里)はりんに、看護婦を辞めるべきだと伝える。
そして7月13日放送の第76話で、りんは病院を辞め、捨松(多部未華子)から紹介された新潟での仕事に就くことを決意。14日放送の第77話では、娘の環を母・三津(水野美紀)と直美に託し、りんは単身で新潟へと向かう。
こうして、第16週からは「新潟編」が始まっているのだが、Xではこんな声が……。
《朝ドラが上越編に入るけど、こんな形で行くのが嫌だな ドラマだから史実に忠実にとは言わない。でも大関和の功績が……》
《…あまりに違いすぎて話にならない。「大関和をモチーフにしている」というのは撤回するべきだ。失礼すぎる》
《何度でもいうけど、史実の大関和はこんなんじゃないから》
など、「史実との違い」に対する批判的な意見が多いのだ。
「『風、薫る』は、大関和(ちか)と鈴木雅という、実在のナースをモチーフとしたドラマです。りんのモデルとなっている大関和が病院を辞め、新潟へ向かうのは史実のとおりです。しかし病院を辞めたのは、十分な休息も取れない看護婦の待遇改善のための建議書を上司に提出したことで、多くの医師たちを敵に回してしまったのが理由です。
それが、ドラマでは看護婦としてミスを犯したことにより、仕事から一時的に離れることになっているわけですから、この点は決定的に違っています。
ヒロインが困難な立場に置かれ、それを乗り越えていくのが朝ドラの定石ですが、それならば史実と同じでもよかったはずでは、という意見がSNSを中心に出ているのです」(芸能担当記者)
『風、薫る』の原案は、田中ひかるの著書『明治のナイチンゲール 大関和物語』だが、あくまでも原案であり、ストーリーはこれを再構成したオリジナルのフィクションで、原作はない――というのが、NHKの制作発表での説明だ。ちなみに、大関和は敬虔なクリスチャンでもあった。
「大関和は、高田女学校の舎監兼伝道師として新潟に赴任し、新潟で5年ほど過ごしています。ドラマでも、新潟編は4週にわたり放送されるようですが、中村倫也さん、井上祐貴さんらが新たに登場するなか、ドラマではどのような描写となるか、注目を集めそうです」(同前)
平均視聴率が第15週を終えた時点で13.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低迷している『風、薫る』。新潟編になって、違う風が吹いてくるだろうか――。
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