芸能・女子アナ芸能

『TOKYO MER』地震予告が波紋…「配慮はありがたい」「気にしたら何も作れない」災害描写めぐる表現のジレンマ

芸能 記事投稿日:2026.07.15 17:43 最終更新日:2026.07.15 17:46

『TOKYO MER』地震予告が波紋…「配慮はありがたい」「気にしたら何も作れない」災害描写めぐる表現のジレンマ

主人公役を務める鈴木亮平

 

 鈴木亮平主演の映画『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』製作委員会が、7月13日、公式Xを更新。劇中に地震を描写するシーンや地震発生を知らせる警報音が含まれているとして、観客へ注意を呼びかけた。

 

 Xアカウントでは《本映画では、地震を描写するシーンがございます。またその際、地震発生を知らせる警報音が流れます》と説明。劇中で使用される警報音は架空のもので、実際の緊急地震速報のアラートとは異なるが、あらかじめ了解を得たかたちだ。

 

「『TOKYO MER』は、救命医療チームが大規模災害や重大事故の現場に駆けつけ、人命救助に挑む人気シリーズです。最新作では首都直下地震で崩壊する東京を舞台に、未曾有の危機へ立ち向かう姿が描かれます。災害の場面もリアリティを追求しているため、あらかじめ観客に心の準備をしてもらい、トラブルを未然に防ごうと考えたのでしょう」(映画業界関係者)

 

 今回の投稿に対しXでは好意的な反応が大勢を占める。

 

《注意喚起ありがとうございます》

 

《早くから配慮してくれるの素敵です》

 

《日本ではその音に結びついた実際の緊急警報反射神経を持つ人が多いことを考えると、慎重な予防策は理にかなっています》

 

 一方、《そもそも地震大国のこの国で、地震や津波の描写まで気にしていたら何も作れなくなる。不倫や略奪愛のドラマは普通に放送されるのに》と、呼びかけは余計ではないかと疑問を呈する声も聞かれた。

 

 こうした事前のアナウンスは、近年、災害を題材にした作品ではめずらしいことではない。

 

「2022年公開の新海誠監督『すずめの戸締まり』では、公開前に地震描写や警報音についての案内と、劇中で使用する警報音は実際のものとは異なる旨の説明がなされました。

 

 今年2月に公開された『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』でも、海底火山の噴火や地震のシーンがふくまれることを事前に知らせ、観客が安心して鑑賞できる環境が整えられました」(前出・同)

 

 数々の震災の記憶が残る日本において、災害をいかに扱うかはきわめてセンシティブな問題だ。表現の自由と、災害の傷を抱える人々への配慮。その両立を模索する動きは、今後も広がっていくだろう。

12

出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

芸能・エンタメ一覧をもっと見る

今、あなたにおすすめの記事

関連キーワードの記事を探す