
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で主演をつとめる俳優の仲野太賀
7月20日、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』第28話「急げ!秀吉」が放送された。
秀吉の「中国大返し」がメインに描かれた回だったが、本能寺の変を描くシーンの“ツッコミどころ”がSNSで話題になっている。
織田信長(小栗旬)が本能寺で討たれ、立ち尽くす小一郎(仲野太賀)。明智光秀(要潤)は、信長の遺骸を探すとともに、小一郎を捕えるように、重臣の斎藤利三(内藤剛志)に命じた。
「小一郎は、兄の秀吉から信長を備中まで連れてくるよう命じられて京に来ており、そのタイミングで本能寺の変が起きたという設定です。史実ではこの時、小一郎はどこにいたのかわかりませんが、おそらく秀吉とともに備中にいたという説が有力です。
それはいいとしても、信長の近習・森乱(市川團子)が燃え上がる寺の正面から出てきて、小一郎の腕の中で息絶える演出は、やり過ぎ感がありました」(芸能記者)
それにも増して疑問の声があがったのは、小一郎の「どうにかして、明智殿をお救いする術はないか」というセリフだった。
「小一郎は明智と近しい細川藤孝(亀田佳明)に、明智を助けたいから知恵を貸してほしいと頼み込みます。敵となったものの、これまでともに戦ってきた仲であり、複雑な感情の表れということでしょう。しかし、やるかやられるかの切羽詰まった状況で、そんなセリフが出てくることが驚きです。このドラマを通してそうなのですが、いくら主役とはいえ小一郎を“いい人”に描きすぎではないでしょうか。ちなみに、本能寺の変の時点で小一郎は42歳です」(同前)
Xには
《小一郎、明智を救うとか言い始めて草》
《小一郎の頭はお花畑なのか》
といった声も少なくない。
また、さらに多くの視聴者が驚いたのは、徳川家康(松下洸平)の取った行動だった。
信長が討たれたとき、家康は少ない家臣とともに堺におり、明智勢から狙われ窮地にあった。一刻も早く領地の岡崎に戻るため、最短距離で伊賀の山地を越える、いわゆる「神君伊賀越え」がドラマでも描かれると期待した視聴者は多かったのだが……。
「家康の『伊賀越え』は、これまでも多くの作品に登場し、戦国ドラマの見せ場のひとつです。もっとも話題となったのが、2016年の大河ドラマ『真田丸』のときでしょう。内野聖陽さん演じる家康の情けない姿は、今でもSNS上で出回っているほどです。
しかし今回は、逃げる手助けをしてくれた津田宗久(マギー)には、伊賀を越えると言いつつ、じつは船で海から逃走するという、まさかの『伊賀越えず』でした。今後、さらに重要性が増す家康のタヌキぶりを印象付ける意図はわかりますが、肩透かし感は拭えません」(同前)
次回「天下への道」では、秀吉が光秀と対峙する「山崎の戦い」が描かれる。天下を賭けた決戦でも、斬新な解釈が飛び出すのだろうかーー。
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