上田晋也
2倍速で見た映画やドラマは、本当に「見た」と言えるのか――。7月22日放送の『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)では、AIで動画を要約し、見たい場面だけを見る “超タイパ視聴” も飛び出し、賛否を呼んでいる。
「この日は『タイパ命の女』をテーマに、1秒も無駄にしたくない女性たちが集まり、“効率重視” の価値観を語り合いました。
そのなかで、くりぃむしちゅー・上田晋也さんが『動画とかも倍速で見る人も多いじゃない?』と尋ねると、アイドルグループ『CANDY TUNE』の福山梨乃さんは、『アプリで2倍速とか1.75倍速までしかできないのが困っている』と告白。最大4倍速まで再生できる有料プラン『YouTube Premium』を利用していることも明かしました。
さらに福山さんは、『最近はYouTubeのURLをAIに送ると、内容を書き出してくれたり、このエピソードを知りたいと言えば該当の秒数を教えてくれる。そこだけ見る』と説明。AIを使って見たい場面だけを拾い見する視聴法を明かし、『文字を読んだほうが速いので、AIに書き出してもらって満足することも多い』と語りました」(芸能記者)
さらに神田愛花は、「古畑任三郎を倍速で見たらすごかった」「古畑には向いてない」と苦笑い。ハイヒール・モモコは「ドラマは間もあるから普通に見るけど、ドッキリ番組や警察24時は全部早送りにしている」と明かし、「そんな驚かへんなかった」と本音を吐露。これに上田は「味わってないだけだよ!」とツッコミを入れていた。
Xでは、
《映像作品を倍速で見る人とはわかり合えない》
《タイパっていうよりせっかちなだけだよね》
との指摘も。AIや倍速で効率を求める視聴スタイルに、賛否が広がっている。前出の記者が語る。
「情報を知るニュースなら話は別ですが、映画やドラマは、役者のセリフ回しや一瞬の表情、音楽まで含めて一つの作品です。バラエティ番組も、編集や “間” が笑いを生み出しています。2倍速で見れば受け取るものが違うのは当然でしょう。
AI要約で必要な場面だけを見るようになると、それは “鑑賞” というより “検索” に近い行為です。内容は知っていても、作品を体験したとは言い切れません。そうした作り手の情熱が、すべて視聴者側のツール次第で無効化されてしまうのはとても悲しいことです」
役者やスタッフが時間をかけて作り上げた作品を、2倍速やAI要約で済ませることは、いまや当たり前なのか、それとも非常識なのか。『見た』の定義そのものが、変わろうとしているのかもしれない。
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