板東英二さん
タレント・板東英二さんが、慢性心不全のため亡くなっていたことがわかった。86歳だった。
7月28日、板東さんの公式サイトで、《突然のお知らせとなりますが、板東英二は、令和8年7月22日に慢性心不全のため永眠いたしました》と、家族一同からのコメントが寄せられた。続く発表文では、《急な旅立ちとなり私共も心の整理がつきません》とつづられている。
1958年の夏の甲子園で83奪三振を記録して一躍注目を集めると、プロ野球入り。中日ドラゴンズに11年間在籍し、77勝をあげた。引退後は『マジカル頭脳パワー!!』(日本テレビ系)の司会や、俳優として日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞するなど、野球選手のセカンドキャリアで成功した。しかし、“とある不祥事” で状況は一変する。
「国税庁の確定申告推進キャラクターに起用されていたにもかかわらず、個人事務所が7年間で約7500万円の申告漏れを指摘されました。2013年11月、会見を開いて頭部の植毛にかかる経費の扱いをめぐって国税当局と認識の違いがあったと説明し、『カツラが経費で落ちると思っていた』と涙ながらに謝罪しました。
その後は、レギュラー出演していた『世界・ふしぎ発見!』(TBS系)で出番がカットされ、ほかの番組からも姿を消すこととなりました。2020年、板東さんは大阪の自宅近所で転倒し、頭部を強打したため入院したと報じられました。これ以降、表舞台に姿を見せることはなく、心配するファンも少なくありませんでした」 (芸能記者)
板東さんについて、元中日球団代表で、プライベートでも親交があった “旧友” 井手峻氏に話を聞いた。
「現役時代は3年しか重なっていないけれど、一緒に食事に行ったりしていました。板東さんとは家族ぐるみでお付き合いさせていただいたこともあり、過去には一度、ともにハワイ旅行を楽しんだ思い出もあります。引退後もお互いの自宅を行き来することもありました。
申告漏れ騒動以降は、私への影響を心配してか、連絡をくれなくなり、とくに最近はお互い高齢ということもあり、自然と疎遠になっていました。じつは、脳炎を起こして倒れたことがあり、その影響で記憶が飛んでいる部分があって、最後に板東さんと会ったのが、いつか覚えてないんですね。
確か、板東さんのお嬢さんが面倒を見ていました。最近もお嬢さんに会う機会があり、近況を尋ねると『元気にしています』と話されていました。板東さんもひっそりと暮らしているようで、他人ともあまり会いたくないのか、誘われなかったので、会うことはできなかったです」
28日、訃報を知った井手氏は板東さん本人の携帯に電話をかけたという。
「お嬢さんが電話口に出られ、亡くなる際の様子をうかがうことができました。お嬢さんの話では、お昼ご飯を食べたあと、しばらくしてすうっと逝ってしまったそうで、病院で苦しむこともなかったそうです。長年、お世話になりっぱなしだったので、訃報を聞いたときは本当に驚きました。29日は、板東さんのご家族と行った旅行の写真などを取り出して懐かしく眺めていました」
訃報報告では《家族に囲まれ穏やかな時間を過ごせましたこと、故人にとっては何よりの幸せだったと思います》とつづられている。板東さんの晩年は、けっして孤独ではなかったようだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







