
元フィギュアスケート選手でタレントの高橋成美(写真・吉田 豊)
7月23日、都内にあるコンサート会場に到着し、マネージャーとタクシーを降りるのは、元フィギュアスケート選手でタレントの高橋成美だ。出迎えたスタッフに対し、笑顔で明るく挨拶をする姿は、近頃、人気急上昇中の理由がわかる──。
「高橋さんは、ミラノ五輪で金メダルを獲得した“りくりゅうペア”こと三浦璃来と木原龍一の“神解説”が大きな話題となりました。2人のパフォーマンス中には『こんな演技は宇宙一です』と形容し、『すごい』を連発。試合後には感極まって号泣してしまうシーンも。視聴者からは、『フィギュアに詳しくなかったけど、感動が伝わりました』と絶賛の嵐でした。
その後は、持ち前の明るいキャラクターがフィーチャーされ、バラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)や『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)など、お茶の間の人気番組に多数出演しました。その結果、『2026上半期ブレイクタレント』では、M-1グランプリ優勝のお笑い芸人『たくろう』などを抑えて、1位に輝きました」(芸能記者)
今や引っ張りだこの高橋だが、その“原点”とは何なのか。高橋の選手時代から交友がある、スポーツライターの野口美惠氏に話を聞いた。
「子供のころから、元気いっぱいで、誰とでも仲良くなるタイプでした。お父様の転勤で中国に行ったときに、ペア競技に出会ったんです。もともと恐怖心がなく、スピードを出して滑って、転ぶことを怖がらないタイプ。ペア競技の女子に一番必要な条件は、“怖がらないタイプ”であること。遠くに投げられたり、男性の上でリフトされ、もしも落ちたら大怪我につながる。その点で、とてもペア向きの性格でした。遊園地でも、絶叫系が大好きで、何度でも繰り返し乗っていたそうです」
その後、フィギュアスケーターとしての活躍は誰もが知るとおり。2018年に現役引退を表明すると、アイスホッケーの選手やテレビの競技解説者などに挑戦してきた。
「テレビで解説をするようになってからは、『単なるアスリート枠としてではなく、ちゃんとした喋りのプロになりたい』と意気込んでいました。出演番組の録画を何度も見返して、表現が正しかったか、面白かったか、ワイプの反応はどうだったか、などを研究する。周りの人にも、『解説でどんなことを知りたい?』とリサーチをして、きちんと生かす。それをずっと繰り返してきました。
学校の勉強もハマると、すごい集中力で一気に頑張るタイプでしたが、同じように、解説という仕事を本気で研究して、身につけている感じです。お笑い芸人の話し方や、間のとり方なども取り入れているそうです」
引退後に選んだタレントとしての道は、多くのフィギュア選手のセカンドキャリアとは違うものだ。
「それも、彼女らしい。自分らしい人生を生きたいと思う人なんですよ。誰とでも仲良くなるタイプで、スタッフさんと遊びに行ったりすることも多い。周りにいる人全員を巻き込んで、みんなで楽しく頑張ろう、と。それがペアにも生かされていたし、今のテレビ局での仕事でも生かされていると思います。とにかくポジティブで、そして努力家の子なので、今後は、より深い、楽しい解説をしていってくれると思います」(同前)
幼少期に身につけた中国語と英語のほかにも、ペア強豪国のロシアの選手と話せるように、大学でロシア語を専攻していた高橋。スペイン語、イタリア語なども堪能な彼女は、バラエティ番組の海外ロケなどにも重宝される人材となることは間違いない。
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