
LUNA SEA・SUGIZO
ロックバンド・LUNA SEAのギタリスト SUGIZOが、8月5日、自身のXを更新し、日本国憲法に関するポストをした。1990年代のビジュアル系ブームをけん引したLUNA SEAの中心メンバーによる投稿が、ネット上で大きな議論を呼んでいる。
SUGIZOは、憲法9条改正に関するNHKの世論調査について、改憲の問題点が十分に伝えられないまま賛否を問うことの疑問などをつづったユーザーの投稿を引用。《全くもって同感》としたうえで、自身の考えを述べた。
「SUGIZOさんは《日本国憲法の3大原則、国民主権、平和主義、そして基本的人権の尊重を、絶対に変えてはならない。絶対に変えさせてはならない》と強い言葉で持論を展開。最後には、《今を「新たな戦前」にしないために》と訴えました。
SUGIZOさんといえば、これまでも反戦や人権、環境問題など、さまざまな社会問題について積極的に発信してきたことで知られるロックミュージシャンです。
発信力が大きいだけに、共感する人もいれば、政治的なテーマをアーティストが語ること自体に違和感を覚える人もいる。今回も、その是非が改めて浮き彫りになった印象です」(政治ジャーナリスト)
ネット上では、称賛と疑問の声が交錯。Xでは、
《貴重なポストをありがとうございます》
《何を根拠に新たな戦前なのですか?教えて下さい》
《SUGIZOさんの様な影響力をお持ちの方には非現実的危機感や反対意識を煽るより知識の啓蒙をお願いしたい》
など、さまざまな意見が寄せられている。
SUGIZOは、先の投稿で「新たな戦前」と表現しているが、この元ネタは、2022年にタモリが語った「新しい戦前」のことだろう。
「2022年12月28日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演したタモリさん。黒柳徹子さんから『来年はどんな年になりますかね?』と尋ねられ、『誰も予測できないですよね』としたうえで、『新しい戦前になるんじゃないですかね』と返したことが、大きな話題となりました。
2022年にロシアがウクライナに侵攻し、2023年には実際にパレスチナ・イスラエル戦争が始まったことで、タモリさんの慧眼(けいがん)が高く評価された形です。
タモリさん自身は具体例に触れたわけではないのですが、現在では、憲法改正や防衛予算の増加について触れる際に、都合よく使われることが多いですね。SUGIZOさんも、自説を補強するため、この衝撃的なフレーズを上手に援用したのでしょう」(同)
なお、SUGIZOが触れたNHKの世論調査では、憲法9条の改正について、「必要ある」が33%、「必要ない」が31%、「どちらともいえない」が31%だった。SUGIZOの思いは世の中に伝わるだろうか。
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