『ラヴ上等』のプロデューサーを務めるMEGUMI
法務省保護局と恋愛リアリティ番組『ラヴ上等シーズン2』(Netflix)による、異色のコラボレーションが波紋を広げている。
8月4日から毎週火曜日、3週にわたって全10話が世界独占配信されている同作。このほど、法務省保護局が推進する『更生保護』とのコラボが決定し、特製ポスターが全国の更生保護官署などで掲出されることになった。
「法務省と『ラヴ上等』のコラボポスターは、センターに全身に刺青を施した“元ヤンキー”たちが並び、『更生上等』の文字が大きく躍るインパクト抜群のデザインとなっています。ラヴ上等は、日本初となる“ヤンキー男女”による純愛リアリティショーで、恋愛や共同生活を通じて人生を立て直していく姿がテーマですが、怒号や一触即発の衝突シーンも番組の見せ場です。そんな作品と“お堅い官庁”の代表格ともいえる法務省が公式コラボに踏み切ったことに驚きと疑問の声が出ています」(スポーツ紙記者)
ポスター公開後、Xでは法務省らしくないと受け止める投稿が一気に拡散した。
《国がこれやるの倫理観バグ》
《なんで反社みたいなやつがセンターにのさばるポスターを法務省がつくってんのよ》
《問われるのは話題性より、実際の更生支援への理解につながる設計になっているかでしょう》
法務省は、過酷な生い立ちや過去の罪と向き合ってきた参加者が、周囲との関わりのなかで自分を見つめ直し成長していく姿が、更生保護の掲げる『人は変われる。一緒なら。』というメッセージと重なるとしている。
しかし、これだけ炎上する背景には出演者たちの壮絶なバックグラウンドが関係しているとテレビ関係者は指摘する。
「番組には全身に刺青を入れた出演者や、小指を欠損している人物も登場。出演者のなかには『人に火つけちゃった』過去を吐露するなど、“元ヤンキー”という一言では片付けられない人生を歩んできた人たちが集まっています。
一方で、更生保護は犯罪や非行をした人の立ち直りを社会全体で支え、再犯・再非行を防ぐことを目的とした取り組みです。その意味では、『ラヴ上等』が描く“生き直し”というテーマと重なる部分もあります。ただ、番組では感情をむき出しにした口論や、一触即発となってスタッフが制止に入る場面もみられます。そうした映像を見た人からすれば、更生の象徴としてふさわしいのか疑問の声が上がるのも無理はないでしょう」
実際、これまでの法務省の更生保護関連のPRと比べても、今回の起用は異色だ。
「これまでの法務省の更生保護PRは、谷村新司さんや草笛光子さん主演映画とのタイアップなど、幅広い世代に安心感を与える“王道”の啓発が中心でした。ところが今回は、全身に刺青を入れた“元ヤンキー”たちをポスターのセンターに据え、『更生上等』と大きく打ち出しました。法務省としては若い世代への訴求をねらったのでしょうが、従来のイメージとの落差があまりにも大きいですからね」(同前)
異例のコラボは、理念以上に人選ばかりが注目される結果となり、ネットでは法務省の判断そのものを疑問視する声まで噴出している。
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