NHK放送センター
8月11日に放送された『100カメ』(NHK総合)が大きな反響を呼んでいる。
同番組は、気になる場所に100台の固定カメラを設置して人々の生態を観察するドキュメンタリー。カメラを意識しない姿や会話から「思わぬ実像が見えてくる」と人気が高く、司会をオードリーの若林正恭と春日俊彰がつとめている。
この回、番組が潜入したのは「東海道新幹線」。運転席や車両基地、線路工事のほか、改札や切符売り場の様子などが紹介された。
名古屋でレギュラー番組があり、15年ほど隔週で東海道新幹線を利用しているというオードリーがまず驚いたのは、定刻からの遅れを取り戻すための運転士のスゴ技。距離と時間から定刻に戻すための最適なスピードを、なんと暗算で導き出すのだという。東京発、新横浜で最大42秒の遅れだった列車を、三島通過時にはしっかりと定刻に戻す運転士の技術に、若林は思わず「うわ〜すげえ! かっけ〜!」と声をあげた。
そしてオードリーがもっとも盛り上がったのは、番組後半で取り上げられた東京駅の様子だった。
東海道新幹線の発着は3分に1本で、1日に10万人が利用。しかも取材は4月の春の行楽シーズンで、東京駅は大混雑している。なかでも乗客が多い「中央のりかえ入口」に颯爽と登場したのが、改札係員の「星名さん」だった。社内の接客技術コンテストで優勝し「JR東海のエース」との肩書を持つ星名さんは、改札が渋滞しないよう、テキパキと乗客を捌いていく。
なかには「自由席だったら切符買わなくても乗れたりします?」という、よくわからない客の質問にも「いいえ、買わなければ乗れません」と秒で返答。この対応に若林は、「すごい質問だな。よく質問の意味わかったね、星名さん、この人マジですごいわ」と、エースの実力に驚いた様子だった。
その星名さんにはマイクが付いていたのだが、こんな独り言が……。
「ダメだ。丁寧な案内など無理だ。すごいキツい言い方をしてしまっている。こんなに性格悪くなかったのに」と、まさかの“闇落ち”する瞬間までが紹介されると、若林は大爆笑。Xでも「星名さん」がトレンド入りする事態となった。
その後も、切符売り場の「横田さん」が切符がないと言い張る外国人観光客を相手に冷静に対応する様子なども放送された。
日本の大動脈を守る人たちの奮闘する姿に、Xでも多くの反響が。
《皆さんかっこいい!サッと駅へ行ってサッと乗れる事に感謝しかないです》
《あんな魑魅魍魎たちに一歩も引かず怒らず引かず毅然と対応しちぎっては投げちぎっては投げしなきゃならないなんて、心身すり減らすよねー…全ての交通機関で働く人に敬礼したい》
《100カメ新幹線めちゃくちゃ凄かった。変な客を見ているだけでイライラする。冷静に対応するスタッフさん凄い》
といった声や、再放送や未公開部分を加えて拡大版を望む意見も多くみられた。
普段当たり前のように乗っている新幹線や電車だが、数多の努力がそれらを支えていることを忘れないようにしたい。
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