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GACKT『ブラックトリック』視聴率が右肩下がりで「月9」ワースト2位のペース…大コケして、あまり話題にもならないワケ

芸能 記事投稿日:2026.08.17 11:00 最終更新日:2026.08.17 11:08

GACKT『ブラックトリック』視聴率が右肩下がりで「月9」ワースト2位のペース…大コケして、あまり話題にもならないワケ

GACKT

 

 鳴り物入りで始まったGACKT主演の月9ドラマ『ブラックトリック~裁きを操る弁護人~』(フジテレビ系)が、大コケの様相を呈している。

 

 8月10日(月)に第4話が放送されたが、ここまで視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)の推移はかなりヤバめ。第1話から第4話まで世帯視聴率は6.2%、4.7%、4.6%、4.0%、個人視聴率は3.7%、2.8%、2.8%、2.3%と右肩下がりを続けているのだ。

 

 前クールに放送されていた『サバ缶、宇宙へ行く』が、世帯視聴率の全話平均が3.7%という惨状で、歴代月9作品のワースト視聴率を更新したばかりだったが、『ブラックトリック』はそれに次ぐワースト2位ペース。

 

 いまのご時世はリアタイ視聴勢が減ってきているため、TVerの再生数も重視されているが、『ブラックトリック』は配信でヒットしているということもない。TVerのお気に入り登録は39.8万(8月15日現在)で、ヒットのひとつの目安となる100万登録にはほど遠い状態なのである。

 

■“型破りな主人公” という型にハマってしまっている

 

 原因はいくつも考えられる。まず、「月9」はフジテレビの看板ドラマ枠として知られているが、ヒット作を連発していたのは過去の話。近年は枠のブランド力が激減していたため、『ブラックトリック』がどうこうという以前に月9の求心力低下という問題はあるだろう。

 

『ブラックトリック』という作品として考えると、芸能界屈指の “飛び道具” 的存在であるGACKTを主演に引っ張っておきながら、ありきたりな主人公像になってしまっているし、ストーリーもよくある1話完結型で目新しさは薄い。

 

 GACKT演じる主人公・浦真鷲直人(うらまわしなおと)は、弁護士資格と一級建築士資格を持つ二刀流という設定のキャラクター。「正義が嘘につぶされるなら、嘘で正義を勝たせる」という信条のもと、裁判で勝つため、依頼人を救うため、悪を懲らしめるためなら、手段を選ばない。

 

 このように説明すると、とても斬新な主人公に思えるかもしれないが、浦真鷲はドラマではめちゃくちゃありがちな “型破りな主人公” という型にハマってしまっていて、驚きも魅力もあまりない。

 

 せっかくGACKTを主演に抜擢したのなら、彼が二階堂ふみとダブル主演した映画『翔んで埼玉』シリーズ(2019年、2023年)ぐらい、ぶっ飛んで振り切ったキャラクター&ストーリーにしてもよかったのではないか。

 

■メインキャストの神尾楓珠と戸塚純貴の無駄遣い感

 

 また、本作の2番手キャストは弁護士役を演じている志田未来で、彼女の出番は多いのだが、3番手、4番手に名を連ね、ポスタービジュアルにも写っている神尾楓珠と戸塚純貴の無駄遣い感もひどい。

 

 神尾はゴールデン・プライム帯ドラマの主演経験があるし、戸塚は硬軟演じ分けられる売れっ子バイプレイヤーなのに、彼らの存在感が薄めなのだ。

 

 たとえば第4話で、神尾演じる建築士アシスタントは、大学生のフリをして学食に潜入して女子たちから情報収集をしたり、戸塚演じる一級建築士は、製薬会社の清掃員のフリをして仲間たちを逃がしたりしていたが、活躍といえばその程度。事務所内で仲間たちがわちゃわちゃと会話劇を繰り広げるシーンにも神尾と戸塚は加わってはいるが、なんとももったいない使い方をしている。

 

 主演のGACKTしかり、主要キャストの神尾や戸塚しかり、せっかく “料理” しがいのある役者を揃えているのに、彼らを活かしきれているようには思えない。

 

■考察系ドラマに話題を持っていかれて埋もれている

 

 ドラマ出演歴自体が少ないGACKTをいきなり月9主演に抜擢したのだから、賛否両論が巻き起こる形でも、今期ドラマのなかで最注目作品になっていてもおかしくなかった『ブラックトリック』。だが、率直に言って、ネットニュースやSNSなどで話題になるのは他作品のほうが圧倒的に多い状態である。

 

 というのも、今期は、もともと大本命だった『VIVANT』第2シーズン(TBS系)が視聴率や配信再生数においてぶっちぎりトップで、ネットニュースやSNSでも考察が大盛り上がり。

 

 さらに、有名脚本家の最新作として注目を集めていた対抗馬『Tシャツが乾くまで』(TBS系)も、不倫展開によって意外にも考察要素がかなり多く、SNSでもバズッている。

 

 また、放送前は注目度が低かった大穴『マイ・フィクション』(テレビ朝日系)は、トンデモSF設定が視聴者をグイグイ引き込んで、配信再生数でヒットしている。

 

 このように今期ドラマは考察系作品を中心に大豊作で、相対的に『ブラックトリック』の話題は埋もれてしまっている感は否めない。

 

『ブラックトリック』は、今夜、中盤回となる第5話が放送される。中だるみが懸念されるが、どうにか視聴率の右肩下がりを食い止めたいところだろう。

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出典元: SmartFLASH

著者: 堺屋大地

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