ビートたけし
8月29日から30日にかけて放送される『24時間テレビ49―愛は地球を救う―』(日本テレビ系)。放送まで2週間を切るなか、ビートたけしが過去に同番組へ放ったとされる “痛烈批判” が、あらためて注目を集めている。
発端となったのは、8月18日に一般ユーザーがXへ投稿した、ビートたけしの過去の発言だ。投稿によれば、ビートたけしは『24時間テレビ』からくり返し出演依頼を受けながら、すべて断ったと告白。そのうえで、出演者にギャラが支払われる番組のあり方を厳しく批判していた。
「この発言は以前からネット上でたびたび拡散されてきました。細かな言い回しについては、長年にわたって引用されるなかで変化した可能性もありますが、ビートたけしさんが1980年代のラジオで『出るなら全員ノーギャラにすべき』という趣旨の批判をしたことは、これまでも複数のメディアで報じられてきました。
数十年前の言葉が今も掘り起こされるのは、同番組がかかえる問題が、いまだに解消されていないと感じる視聴者が少なくないからでしょう」(芸能記者)
今年のチャリティーランナーは、女優の星野真里。長女は筋肉の難病「先天性ミオパチー」を患い、電動車いすや人工呼吸器を使って生活している。星野は、自身が走ることで、よりやさしい社会を考えるきっかけになればと意気込んでいる。その思いは尊い一方、家族の病気や本人の苦労を「走る理由」に結びつける番組の演出には、一部から疑問も呈されていた。
「2024年は、児童養護施設で過ごした経験を持つやす子さん、2025年は、幼少期に家庭の経済的困窮を経験した横山裕さんが走りました。そして今年は、難病の娘を育てる星野さんです。
もちろん、本人たちは真摯な思いで挑戦しているのでしょう。しかし、毎年のようにランナーの境遇を掘りさげ、長距離を走る苦痛と重ねて感動物語に仕立てる手法には批判がつきまとっています」(同前)
さらに、番組への信頼を根底から揺るがしたのが、2023年に発覚した日本テレビ系列局の元幹部社員による寄付金着服だ。
「善意で寄せられた募金を含む約264万円が着服されていたことが明らかになり、『愛は地球を救う』どころか、身内の不正も防げなかったとして猛烈な批判を浴びました。
日本テレビ側はその後、キャッシュレス募金の導入や現金管理体制の見直しなど、再発防止策を実施しています。しかし、一度損なわれた『チャリティ番組』としての信用は、簡単には取り戻せません」(同前)
いまだ拭えない、寄付金着服の記憶。ビートたけしが数十年前に突きつけたとされる批判は、皮肉にも今の『24時間テレビ』にこそ、重く響いているのかもしれない。
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