「鴨川自然王国」の水田に立つ加藤登紀子(左)と娘のYae
「北方領土はロシアが領有されているもの」
8月16日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、加藤登紀子がおこなった発言が波紋を呼んでいる。だが、同番組をさかのぼると、政治や安全保障をめぐる “きわどい発言” は一度や二度ではなかった。
「16日の放送では、プーチン大統領の北方領土・択捉島初訪問を取り上げました。元外務事務次官の藪中三十二氏は『日本政府としては絶対に認められない。日本固有の領土であることに変わりはない』と猛抗議。ところが、加藤さんは『いろいろ調べましたが』と前置きしつつ、『やはり現在、北方領土はロシアが領有されているものなので』と異を唱えたのです」(全国紙記者)
だが、日本政府は北方四島を日本固有の領土と位置づけている。そのため番組では、進行役の駒田健吾アナが「加藤さんは『領有』という言葉をお使いになりましたが、正しくはロシアが実効支配しているという形ですよね」とフォローしたが、Xでは加藤に対し、《謝罪すべき》《出禁処分にして欲しい》といった批判が寄せられている。
「ちょうど1年前にも “火種” がありました。2025年8月17日の放送では、石破茂前首相が全国戦没者追悼式の式辞に13年ぶりに『反省』という言葉を盛り込んだことが話題になったのですが、そこで加藤さんは、石破氏の姿勢を評価したうえで、日本について、『戦争を始めた加害国でもある認識』を若い世代にも持ってほしいと訴えたのです。
さらに、その3カ月後の2025年11月には、高市早苗首相が台湾有事について『存立危機事態になり得る』と国会で答弁したことに対し、加藤さんは『あらためて撤回してほしい』と要求。
防衛力を強めれば日本がかえって攻撃対象になりかねないとして、『日本を攻撃目標にしてもいい』という状況を招くとまで訴えたのです」(政治ジャーナリスト)
それから半年後、安全保障をめぐる加藤の言葉は、さらに強さを増していく。
「5月、政府が進める安保関連3文書の改定をめぐり、日本がロシア、中国、北朝鮮に近いから防衛力を強化するという考え方について、『本当は逆』と主張。日本がこれまで守ってきた “平和国家” という姿勢をかなぐり捨てれば、『攻撃を受けても文句を言えない』とまで語ったのです」(同)
「日本は加害国」「攻撃を受けても文句を言えない」といった発言を繰り返してきた加藤。なぜ、ここまで踏み込んだ発言を繰り返すのか。
「加藤さんは元学生運動家で、反戦・平和のメッセージを一貫して発信してきました。さらに、旧満州・ハルビン生まれで、ロシア文化に親しんだ父親の影響を受け、1968年にはソ連公演も実現させました。旧ソ連の名曲『百万本のバラ』を日本語に訳して歌うなど、ロシアとの縁も深い。
ただ、政治信条は自由ですが、公共の電波で断定的に語る以上、その責任は重いでしょう」(同)
次の出演時も、忖度なき言葉を繰り出しそうだ。
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