
ロックバンド『くるり』の岸田繁
《ライヴは確認の場ではなく新しい音や楽しみとの出会いの場だよ。予習って、学校じゃないんだから。あと参戦って戦争じゃないんだから》
ライブの参加をめぐる私見をそんなふうにつづった『電気グルーヴ』石野卓球の7年前のポストがここに来て、再び注目を浴びている。
「石野さんのX(当時Twitter)へのポストは2019年4月25日のものですが、2026年8月18日にロックバンド・くるりの岸田繁さんが、石野さんのポストに《おれもそうおもいます》と引用リポスト。7年越しに賛同の姿勢を見せたことで、ライブに『参戦』という表現を使うことへの違和感に対し、多くのユーザーから共感の声があがりました。。
また、そうした流れの中で音楽ユニット『Original Love』田島貴男さんが、石野さんより前の2017年4月2日にポストした《僕のライブを「観に行く」ことを、時々、ライブに「参戦する」という方がいらっしゃいますが、戦争ではないので、普通に「ライブを観に行く」にして下さいねー》という投稿も掘り起こされるなど、岸田さんの引用リポストを機にSNSで議論が勃発。
すると、今度は岸田さんのポストに、サックス奏者で文筆家の菊地成孔氏が《おれはそうおもいません。軍事用語を日常用語に転用できるのは平和の証拠だし》などと意見。翌19日になって、岸田さんは《迷惑かかってそうなので引用RT削除しましたすみません》と当該の引用リポストを削除してしまいました」(スポーツ紙記者)
岸田は削除の報告に続けて、《RTの意図は、ライブは音楽と出会うそれぞれの喜びを大切にしたいと個人的に思っていること、です》と、そもそもの引用の意図を説明。《誰かに自分の考えを強要したくありませんし、思ったこと言ってもそれは誰かにとっては違うんだろう、くらいに考えていると感じていただければ》とつづっていた。
音楽イベントへの「参戦」という言葉をめぐる論争に、X上では
《私はそんなに抵抗もないし違和感もない》
《極力使わないようにしてる》
といった個人の感覚を表明する声や、
《言葉の意味よりもそういう言葉狩り的発想の方がよっぽど怖ろしいと思う》
などの危惧の声なども聞こえていた。
アーティストによる政治的な意見表明が珍しくなくなった昨今、今後もこういった論争は増えていきそうだ。
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