NHK連続テレビ小説『風、薫る』でWヒロインを務める見上愛と上坂樹里
8月27日、NHK連続テレビ小説『風、薫る』が放送された。朝8時からの枠は、石川・富山の豪雨報道のため、28日に放送されることになったが、NHK BSの朝7時30分回と、総合テレビ昼12時45分枠は、通常どおりの放送となった。
【以下、ネタバレ注意】
陸軍軍曹の小川(甲斐翔真)と幸せな結婚生活を送っていた直美(上坂樹里)は妊娠。だが、出産が近づくなか、小川に出征命令が下る。直美は一ノ瀬家でりん(見上愛)たちと暮らすことになり、無事に出産。生まれてきた男の子に、「明(あきら)」と命名する。
そしてある日、陸軍からの使いが一ノ瀬家を訪れ、直美に小川が広島の病院で亡くなったことを告げる——。この展開に、Xでは小川の死を悲しむ声があふれているが、なかにはこんな声も。
《まぁアレだけ幸せオーラ出してたら死亡フラグよなぁ》
《一瞬、傷痍軍人になってギリ生きて戻ってくると思ったけど、やっぱり無理かぁ……これ以上ないくらい強めの死亡フラグ立ってたもんなぁ》
《戦争で死なずに戻ってくる人も居る中で朝ドラの夫の死亡率高すぎるの何でよ》
など、小川の「死亡フラグ」を指摘する声も少なくない。
「ドラマでは、8月21日の第105話で日清戦争が始まっています。そして、8月24日からの第22週では、直美と小川の仲睦まじい生活の様子が描かれるとともに、小川が戦地へ向かう日が近いことも示されていました。
さらに直美の妊娠という “いかにも” な展開に、この悲劇を予想していた人も多かったでしょう。朝ドラでは同じような展開が繰り返されますから」(芸能記者)
朝ドラで、ヒロインの夫や恋人が亡くなるケースは確かに多い。
『カムカムエヴリバディ』(2021年度後期)では、安子(上白石萌音)の夫・稔(松村北斗)が戦死。『ブギウギ』(2023年度後期)では、スズ子(趣里)の内縁の夫・愛助(水上恒司)が病死。『虎に翼』(2024年度前期)では、寅子(伊藤沙莉)の夫・優三(仲野太賀)が戦死。『あんぱん』(2025年度前期)では、のぶ(今田美桜)の夫・次郎(中島歩)が病死。さらに、のぶの妹・蘭子(河合優実)の恋人・豪(細田佳央太)が戦死したことも、記憶に新しい。
このように、近年の作品だけでも、多くのヒロインの相手が亡くなっている。『カムカム〜』から『風、薫る』の直近10作中、5作が該当し、“死亡率” は50%にもなるのだ。
「明治から昭和初期にかけての物語になると、戦争は避けられません。また、結核などの病気で亡くなる人も多かった時代です。実話をベースにしたケースもありますが、ドラマの盛り上がりや、ヒロインが力強く生きる姿を描くためには、必要なのかもしれません」(同)
『風、薫る』は残り4週あまり。2人のヒロインの人生のドラマは、ラストスパートへと向かう。
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