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サンド伊達を待ち受ける “不穏な再発率”…専門医が語る “要注意期間” とは【50代の脳梗塞】

芸能 記事投稿日:2026.09.02 21:40 最終更新日:2026.09.02 21:44

サンド伊達を待ち受ける “不穏な再発率”…専門医が語る “要注意期間” とは【50代の脳梗塞】

サンドウィッチマンの伊達みきお

 

 8月28日、お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおが脳梗塞と診断され、入院加療することが、所属事務所の公式サイトなどで発表された。

 

 サンドウィッチマンのレギュラー番組出演はコンビで13本。さらに伊達だけで1本の合計14本。超多忙なうえ、食レポなどの仕事も多かっただけに、かねてから健康への心配がささやかれていた。

 

「入院後の伊達さんの様子を、相方の富澤たけしさんが、サンドウィッチマンさんがパーソナリティを務めるラジオ番組『サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー』(ニッポン放送)の8月29日放送回で明かしています。

 

『頻繁にメールのやり取りをしている』『病院内のコンビニをウロウロと探索している』『担当医とキャッチボールをしている』『病院食の白米を100g追加した』などと、笑いを交えながら紹介していました。伊達さんは早々にリハビリも始めたということです」(芸能担当記者)

 

 まずはひと安心だが、医療関係者からは「脳梗塞の再発リスクは高い」という声も聞こえてくる。その理由を「いとう王子神谷内科外科クリニック」の伊藤博道院長に聞いた。

 

「伊達さんは51歳ですが、50代での脳梗塞は、60~70代以降と比べれば明らかに少ないですが、決して “珍しいこと” ではありません。50~54歳は年間で10万人あたり約70~100人、55~59歳では10万人あたり約120~130人が発症。50代は『年間で1000人に1人前後』と考えるとイメージしやすいでしょう。

 

 ただし、男性で、特に高血圧、糖尿病、脂質異常症など既往症がある方や、喫煙習慣、大量飲酒習慣がある方は、この数字よりかなり上がります。

 

 また、50代で脳梗塞を発症した場合、おおよそ1~2割程度で重症化すると推測されます。小さなラクナ梗塞や小血管の閉塞、一部の皮質下梗塞ではほぼ自立して退院することもありますが、内頸動脈閉塞、中大脳動脈主幹部閉塞、脳底動脈閉塞、大きな心原性脳塞栓などでは、半身麻痺+失語+意識障害など、非常に重い状態になることがあります」

 

 よりいっそう注意が必要なのは、むしろ発症後のようだ。1度めの回復後に、脳梗塞を含め、脳卒中を再発するケースも多いという。

 

「日本の長期データでは、5年で約35%、10年で約51%という累積再発率が報告されています。これは、脳梗塞は単なる『一度だけの事故』ではなく、脳梗塞を起こす体質・血管病変が残っていることが多いからです。

 

 たとえば、高血圧、糖尿病は血管内皮障害・動脈硬化を進めますし、LDLコレステロール値が高いと頸動脈などの動脈硬化を進めます。心房細動があれば、心臓内で血栓ができ、それが脳に飛ぶ『心原性脳塞栓』の原因になります。喫煙習慣も非常に危険です。

 

 では、2回めの脳梗塞はいつ起こりやすいのか。最も注意すべきなのは、最初の脳梗塞から比較的早い時期です。特に発症後数日~数週間ですが、数カ月後もリスクは続きます」

 

 伊藤院長は「一般論として、再発脳梗塞は、初回より予後が悪くなりやすいと考えていい」とも言う。

 

「再発すると、以前とは違う脳領域が障害され、既存の脳障害に新たな障害が加わり、麻痺がさらに強くなることがあるからです。さらに、海外の大規模データでは、再発脳卒中の死亡率は初回脳卒中より高いことが報告されています。

 

 ですから、『一度治ったからもう大丈夫』ではなく、『一度起こしたからこそ、次を絶対に防ぐ』という考え方が非常に重要です。

 

 私の臨床現場の感覚としては、50代でも再発例は決して珍しいものではありません。特に高血圧の放置、喫煙継続、糖尿病コントロール不良、LDL高値、肥満、心房細動、頸動脈高度狭窄、抗血栓薬の中断などがあると、50代でも再発します。

 

 しかし、逆に、50代だからこそ、再発予防を徹底すれば、その後の数十年間をかなりよい状態で過ごせる可能性があるのです」

 

 伊達は入院後、お笑いコンビ・ナイツの塙宣之にメールを送ったそうだが、そこには「年内(復帰)とかって書いてあった」と塙がラジオ番組で語っている。あせらずゆっくり、しっかり治してほしい。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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