菅田将暉
9月2日に「東スポWEB」が配信した「安倍晋三元首相銃撃事件」映画化の記事が大きな反響を呼んでいる。
「2022年7月、元首相の安倍晋三さん(享年67)が銃撃され死亡した事件を題材にした映画の制作が進められているというのです。しかも、銃撃の当事者である山上徹也被告の役を俳優・菅田将暉さんが演じる情報もあるとしています。
2026年1月、奈良地裁は無期懲役の判決を言い渡しましたが、2月に山上被告は控訴しています。日本の国内外に大きなショックをもたらした事件で、まだ裁判も続くなかでの映画化ですから、世論の反発は必至です。しかも、被告役を人気俳優が演じることで、犯行を美化することにつながるのではないかという懸念もあります」(社会部記者)
SNSでは、この報道に対し、批判的な意見が渦巻いている状況だ。
さらに一部では、この件が “飛び火” している状況もみられる。有料サイト『テレ東BIZ』で配信されているジャーナリスト・池上彰氏と元日本赤軍最高幹部・重信房子氏の対談だ。
この対談は『池上彰がいま話を聞きたい30人』という配信オリジナル企画でおこなわれた。池上氏が、ニュースで話題になっている人物から企業経営者、研究者、文化人など、さまざまなゲストと1対1で対談する企画だ。
重信氏との対談は8月31日から配信されており、有料サイトでは33分だが、YouTubeでも約12分のダイジェストを視聴することができる。Xでは、この対談に対し
《このタイミングで重信某の対談やら山上某の映画やら、“革命”と称したテロ賛美の空気感が強まってません?やだなぁ》
《重信房子、山上徹也みたいなテロリストを礼賛する層が一定数いる日本って、どうなってるの!?》
《テロリストに思想語らせる場与えたのかよ》
などの意見が書き込まれた。YouTubeのダイジェスト版には300近くのコメントがあるが、ほとんどが《美談みたいに扱うな》など、否定的な意見となっている。
「重信氏は世界各地でテロを起こした日本赤軍の元最高幹部です。1974年の大使館占拠『ハーグ事件』に関与して国際手配され、2000年に逮捕。懲役20年の判決を受けて服役しました。2022年の出所後は、各地で自身の経験やパレスチナ問題などをテーマにした講演活動をおこない、メディアにも出演しています。
現在は『テロ・殺人事件に関与したテロリストを英雄視すべきではない』という風潮は強くなっていますが、重信氏はかつて全共闘世代を中心に、ヒロインのように偶像化されたことは確かで、いまでもその影響は残っているといえるでしょう」(同)
「テロリストには何も与えない、名前もだ」と、ニュージーランドの元首相、アーダーン氏は語り、テロに対する断固たる姿勢を示した。菅田が主演するという映画は、テロとの向き合い方という面でどのように評価されるだろうか。
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