
学歴系YouTuberの2人(写真・wakatte.tvチャンネルより)
学歴をテーマにした動画を投稿するYouTuber「wakatte.tv」が、福島大学の学生に対し、“原発イジり”をして物議を醸している。騒動が注目を集めるなか、別の大学の学生におこなった言動がさらなる波紋を呼んでいて──。
wakatte.tvは、「学歴第一主義」のYouTuber・高田ふーみんと、偏差値37から早稲田大学に合格したYouTuber・びーやまがタッグを組み、全国の街頭や大学キャンパスでインタビューし、学歴をブラックユーモアで批評するチャンネル。8月28日の動画では、福島大学のキャンパスで学生にインタビューをおこなったが、動画での発言が大きな注目を集める。
「高田さんが福島大に特徴的な学部があるか質問し、学生が『放射能は福島ならではだと思う』と答えました。同大学では、東京電力福島第一原発事故後、専門的な研究機関を設置し、放射能分野で研究を進めてきた実績があります。
しかし、高田さんは『放射能とか原子力はエネルギーとして超重要な問題なわけですよ』と前置きしつつ、『福島大には触らせたくない』と発言したのです。すぐに、びーやまさんが『ヤメロオマエ!』とツッコミを入れてたしなめましたが、この動画がSNSで切り抜かれて拡散され、大学や学生、福島県民に対する侮辱だとして炎上する事態になりました」(スポーツ紙記者)
9月1日、高田は自身のXで、《今回の動画における発言について、私たちの言葉足らずな表現により意図とは異なる形で多くの方に伝わってしまい、福島大学の皆様および関係者の皆様にご不快な思いとご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。 当番組の発言は、震災や原発事故を揶揄・差別する意図によるものではありません》と、不適切な言動だったとして謝罪した。
問題の動画は非公開になったが、1日には、福島大が公式ホームページで《本学の学生及び教育研究活動に関し、配慮を欠くと受け取られかねない発言があったことを確認しております》と、声明を発表。《こうした教育・研究活動に真摯に取り組んでいる学生・教職員が、尊厳を傷つけられることがあってはならないと考えております》と、動画の内容に苦言を呈した。
福島大に対する“揶揄”が波紋を広げるなか、wakatte.tvが過去に投稿した動画にも注目が集まっているという。
「2021年4月に投稿した、早稲田大学の卒業式で式を終えた学生から就職先を聞く動画でのことです。インタビュー中、高田さんが男子学生から卒業証書を受け取り、『これ滑り止めです』と言って地面に置き、わざとらしく尻もちをついて卒業証書を下敷きにしたのです。この行為に関しては、公開当時もコメント欄で意見がわかれていましたが、福島大の騒動でこの動画もSNSで拡散されています」(芸能記者)
“卒業証書踏みつけ動画”に関して、Xでは
《wakatteTV さすがにこれは一線超えてるだろ》
《本当にどうかしてる》
《仮にも塾なのに学歴をマウント取りに悪用して人様の大切なものにこんな下品なことをする神経を疑う》
など、厳しい声が多数あがっている。
「9月1日には、早稲田大学理工学術院の坂内博子教授が、自身のXで拡散された動画を引用し、《うちの学生に何してくれるん?????この学生さんが許しても、私は許さない。人としてどうかしている》と、怒りをにじませた投稿をしました。wakatte.tvは日本の学歴社会をブラックジョークで批評することを謳っており、以前から過激な言動も見られましたが、ある種のノリとして視聴者に受け入れられてきました。しかし、福島大が正式に抗議したことから、ネタにされた大学関係者からの反発が続く可能性もあるでしょう」(前出・芸能記者)
wakatte.tvは、自らのチャンネルを「教育痛快バラエティ番組」と謳っているが、“笑えない”動画ばかりではますます厳しい目が注がれかねない。
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