
自閉症スペクトラム症の弁護士役を務める芦田愛菜
9月3日、全世界シリーズ累計発行部数5700万部を突破した人気作『薬屋のひとりごと』が、俳優の芦田愛菜主演で実写ドラマ化されることが正式発表された。2028年からPrime Videoで世界独占配信される。
同作は、架空の帝国の後宮を舞台に、花街育ちの薬師・猫猫(マオマオ)が、薬学の知識と鋭い観察眼を武器に、宮中で起きる事件や陰謀を解き明かしていく物語。2023年にテレビアニメ化され、国内外で高い人気を獲得した。
「芦田さんは原作小説のファンで、発表会では、大好きな作品のキャラクターを演じられることを『この上ない幸せ』と表現していました。演技力には定評がありますが、猫猫は無愛想で口が悪く、毒を前にすると恍惚とした表情を見せる一風変わったヒロイン。清楚で知的な “国民的優等生” という芦田さんのイメージとは、かなりへだたりがあります」(アニメライター)
発表にあわせ、芦田が猫猫に扮したティザービジュアルも公開され、Xでは芦田の演技力に期待する声が続出する一方で、人気漫画やアニメの実写化に付きまとう “コスプレ感” を懸念する声もあがった。
《ただのコスプレやろってなるような実写化はやめて欲しい》
《嬉しいけど、猫猫としては毒に欠けるな。清楚カワい過ぎる》
《芦田愛菜はアニメの実写には向かないイメージ》
なかでも、一部のファンが注目したのが猫猫の顔だ。公開されたティザービジュアルでは、原作やアニメでおなじみの “そばかす” がはっきりとは確認できず、《そばかすが無いんですが》と疑問を示す反応も寄せられた。
「猫猫のトレードマークでもあるそばかすは、生まれつきのものではありません。花街で男性に狙われることを避けるため、あえて化粧で描き、容姿を目立たなくしているのです。
つまり、用心深い現実主義者で、自分の美貌に価値を置かない猫猫の生き方を象徴する設定です。単に顔を原作のビジュアルに似せるための装飾ではないため、ファンが敏感に反応するのも無理はありません」(同)
制作を手がけるのは、テレビアニメ版にも携わる東宝とAmazon MGMスタジオ。脚本、監督にもそうそうたるメンバーをそろえた “本気の布陣” が話題となっている。
「壮大な後宮の世界を描くため、大規模なセットを組み、美術や衣装、VFXでも最高水準を追求するといいます。脚本を担当するのは、NHK連続テレビ小説『虎に翼』を手がけた脚本家の吉田恵里香氏。監督には『アンメット ある脳外科医の日記』(フジテレビ系)で繊細な人物描写を見せた映像監督のYuki Saito氏が起用されました。
ただ、スタッフや設備が豪華であるほど、原作ファンが求める再現度のハードルも上がります。最終的には、猫猫の “毒気” まで実写で表現できるかが評価をわけるでしょう」(芸能記者)
配信までの約2年、作品に向けられる視線は、猫猫の毒見以上に厳しいものとなりそうだ。
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