
グレーのブランケットを脇においた高市早苗首相
9月3日放送の『あしたが変わるトリセツショー』(NHK)に出演し、視聴者をザワつかせた高市早苗首相。その高市首相が9月5日、自身のXを更新し、番組について言及をしたことが波紋を広げている。
「番組の出演をめぐっては、SNS上で『全く政策の説明をしていない』などの指摘が出ていました。更新したXではそのことについて説明し、収録時の発言内容が大幅にカットされていたと主張しています」(政治担当記者)
番組では大腸がん検診の受診率向上を目指す静岡社会健康医学大学院大学准教授の溝田友里氏のプロジェクトを紹介。そこに高市首相が登場し、溝田氏から取り組みについて説明を受けていた。
しかし放送で使われた高市首相の発言は、「未受診者へのアプローチとしては素晴らしいと思っておりますので、受診率をアップするために頑張ってまいりましょう!」といった感想が中心だった。
番組側は「好感触!」とテロップを出したものの、政府が具体的に何をするのかといった説明はなく、Xでは《何のために出た》など唐突な登場を疑問視する反応が相次いでいだ。
「高市首相は投稿で《実際の収録では、官邸内の会議室で、溝田先生からの説明を受け》、《「私も、早期に検査を受けて、発見して、早期に対応するという『攻めの予防医療』というのを重視しております。 そんな中で、やっぱり命を守っていただく為に『がん検診を受けていただく方の数を増やす』それから、『再検査が必要ですよという時に、もう一度ちゃんと受診していただく方を増やす』という取組を地域などでやっていただくというのは、ものすごく大事なことだと思っています》といったことも話していたとつづっています。
ところが放送では、こうした政策にかかわる前段がカットされ、溝田氏の取り組みを評価する後半部分だけが使われたというのです」(同前)
高市首相は、この発言内容について《この番組への出演をお受けするに当たって、事前にNHKに確認いただいていた》とも説明している。
「もちろんテレビ番組ですから、収録した発言が尺の都合などで編集されること自体は珍しくありません。ただ、今回は首相を健康情報番組に登場させています。しかも政策について語った部分を削り、『素晴らしい』『頑張ってまいりましょう』という映像だけを残せば、なぜわざわざ出演させたのか、理解に苦しむ視聴者が出てくるのも無理はありません。
今回の出演の背景には低迷する支持率回復のためのイメージアップではないか、といった論調もありましたが、高市首相の説明が事実なら、その疑問を生んだ原因のひとつには番組側の編集にあったともいえるでしょう」(同前)
高市首相とNHKとの間の新たな火種となるかもしれない。
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