
「いまでも、誰かの青春の1ページに『会いたい』があることを、とてもうれしく思っています」(澤田知可子)
9月8日放送の『うたコン』(NHK)に出演したベテラン女性歌手の “歌声” に、視聴者が騒然となっている。
「時の流れを感じさせた歌手は、澤田知可子さんです。披露したのはもちろん、最大のヒット曲となった『会いたい』。亡くなった恋人を想い、在りし日を回想しながら “会いたい” という気持ちを募らせる名曲です。
語りかけるように抑えた歌い出しは、かつての雰囲気そのままでした。ですが、サビに向かって感情を解き放つように盛り上がっていくはずが、今回は逆にキーを低くしたような歌唱に。もっとも盛り上がるサビでも、かつてのように伸びやかな高音を張り上げる歌い方ではありませんでした」(芸能記者)
1990年、有線放送で火がつき、アルバムからシングルカット。発売から半年ほどたった1991年に入って本格的にヒットし、“泣ける歌” として130万枚を超えるミリオンセラーとなった同曲。澤田は同年の『第42回NHK紅白歌合戦』への初出場も果たした。
青春時代の記憶を胸に聴き、浸っていた人々の一部からは、“声がまったく出ていない” といった指摘が。
《名曲が別の歌になってしまっとるやん》
《キー合ってない放送事故》
2022年5月、活動35周年を機に名義を「沢田」から「澤田」へと改めているが、ヒット当時26歳だった彼女も、現在63歳。歌い方に変化があるのは自然なことだ。
「澤田さんは現在も歌手活動を続け、相川七瀬さんや岡本真夜さんらとのジョイントコンサートをおこなうなど精力的に活動。今年6月にはニューアルバムも配信しています。今の歌い方こそ、ご自身がたどり着いた『会いたい』なのでしょう。少なくとも自信なさげな様子はなく、歌い終えると天を見上げ、満足そうな表情を浮かべていました」(同)
ベテラン歌手が往年のヒット曲を披露するたびに議論になるのが “歌唱力の変化” だ。
「63歳になった澤田さんに、26歳当時と同じ歌声を求めるのは酷でしょう。ただ、『会いたい』は当時の歌声とセットで記憶している人も多い名曲です。それだけに、音程や歌い方が大きく変われば、『無理に歌わないでほしい』と感じるファンが出てくるのも仕方ないのかもしれません」(同)
ただ歌声は変わっても、青春の記憶まで色あせるわけではない。実際、Xでも《会いたいもいっぱい聴いたな…》《懐かしい》と、久々の名曲に当時を思い出す人もいた。
とはいえ、懐かしさだけを求めるなら昔のCDを聴けばいい、という見方もできる。現役のプロ歌手としてステージに立つ以上、聴く人を納得させることもまた “使命” でもある。
変わった歌声を受け入れるか、思い出のままでいてほしいと願うか――。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







