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『坂本冬美 カバーでモゴモゴ』第4回/石崎ひゅーい『花瓶の花』わたしの大好きな韓流ドラマのような至高のラブソング

芸能 記事投稿日:2026.09.12 14:35 最終更新日:2026.09.12 14:35

『坂本冬美 カバーでモゴモゴ』第4回/石崎ひゅーい『花瓶の花』わたしの大好きな韓流ドラマのような至高のラブソング

石崎ひゅーい

 

 カバーソングを歌わせていただくとき、テレビやラジオから流れてくるメロディを聴いて「わたしも歌ってみたい」という歌もあれば、「ぜひ、この曲を!」と、スタッフが挙げてくれる歌もあります。

 

 カバーアルバム『想いびと』のラストを飾る石崎ひゅーいさんの『花瓶の花』は、「絶対に冬美さんが歌ったら素敵だと思います」というプロデューサーの熱いひと言がきっかけでした。

 

 それまでひゅーいさんといえば、菅田将暉さんに楽曲を提供した『さよならエレジー』『いいんだよ、きっと』『虹』の印象が強く、正直 “わたしが歌えるかな!?” という気持ちのほうが強かったのを覚えています。

 

 そんなワケですから、「とにかく聴いてみてください」というプロデューサーの言葉にも、 “そんなに?”  “どれ、どれ?” という気持ちのほうが勝っていました。

 

 ところがです。MDに落としてもらった歌を聴いた瞬間、わたしの心は激しく震えていました。もう、感動の嵐です。

 

 何百年も、何千年も、何万年も、ただ一人の人を探し求め、遂に見つけた最愛の人……。

 

 わたし自身は、結婚ではなく歌を取る人生を歩んできましたが、もしも、こんな恋をしていたら……。もしも、そう思える人と出逢っていたら、わたしの人生も今とは違ったものになっていたかもしれない……。

 

 まるで、わたしの大好きな韓流ドラマのような、せつなくて深い愛を歌った、至高のラブソングです。

 

 1987年に『あばれ太鼓』でデビューさせていただき、40周年という大きな節目を迎えた今年、アニバーサリーイヤー第1弾としてリリースさせていただいたのは、シンガー・ソングライターの川村結花さんが書き下ろしてくださった『遠い昔の恋の歌』でした。

 

 続く第2弾ーー。

 

 大切な人との別れをテーマに、ひゅーいさんに作っていただいたのが、9月9日に発売させていただく、時空を超えて届く魂の抱擁と祈りの物語『ひらり』です。

 

 父、母、弟……。遠い空に逝ってしまった大切な人たちが蝶に姿を変え、そっと見守り、寄り添ってくれる…。ぜひ、ひゅーいさんに、どーしてもひゅーいさんに、何がなんでもひゅーいさんにお願いしたい……。そんなわたしの想いが届いた、宝物のような一曲です。

 

 ひゅーいさんの世界観で、ちょっとだけこっち(演歌の世界)に近い感じもあって、でもこれまでとは違う、新しい坂本冬美がいる。そんな一曲になっています。

 

 この『ひらり』も、カップリング曲『ほたる火』も、カバーさせていただいた『花瓶の花』も、想いを乗せすぎるとちょっと重くなってしまうので、カラオケで歌ってくださる際は肩の力を抜いて、俯瞰して歌ってほしいという思いはあるのですが、でも好きに歌ってください。

 

 音を外そうが、歌詞を間違えようが、そんなことは瑣末なことです。ロックでもない、演歌でもない、心に響くメロディに半分酔いしれながら、あなた自身の歌として歌っていただければそれが最高です。

 

 ひとつだけ、まだひゅーいさんご本人にはお伝えしていませんが、かなうならば、坂本冬美に書いてくださった『ひらり』を、ひゅーいさんの声でセルフカバーしていただけたら、もうこれ以上の幸せはありません。誰よりもこのわたしが聴いてみたい。ひゅーいさん、よろしくお願いします!

 

さかもとふゆみ
1967  年3月30日生まれ 和歌山県出身『祝い酒』『夜桜お七』『また君に恋してる』『ブッダのように私は死んだ』など幅広いジャンルの代表曲を持つ。現在、40周年記念シングル『遠い昔の恋の歌』が好評発売中!

 

写真・中村 功
取材&文・工藤 晋

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出典元: 週刊FLASH 2026年9月22日号

著者: 『FLASH』編集部

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