
中村ゆり
9月14日、女優の中村ゆりさんが直腸がんのため44歳で急逝していたことが、所属事務所により発表された。
「中村さんは、13年前の30代前半にがんを患い、一度は寛解したそうです。しかし、2025年1月に再発し、手術後に転移が発覚。さらに2026年8月、再び腸閉塞を起こした際に、突然の余命宣告を受けたといいます。それでも、最後まで笑顔を絶やすことはなかったそうです。
腸閉塞のため、2027年1月放送予定のドラマ『デンジャラス』(NHK)を降板となった際も、ファンや関係者には『活動を再開するべく治療と回復に努めております』と伝えられていました。本人は前を向き、女優復帰への執念を燃やしていたのでしょう」(スポーツ紙記者)
中村さんの突然の訃報に、Xには
《想像するだけで苦しく、辛かったろうな。。。》
《中村ゆりさんのどこか寂しげで、はにかんだ笑顔が好きでした》
と、驚きや悲しみの声が寄せられている。
中村さんといえば、映画『そして父になる』やNHK連続テレビ小説『花子とアン』などで見せた、透明感あふれるたたずまいと、たしかな演技力が印象深い。直近では、1月にドラマ『鬼平犯科帳 兇剣』(時代劇専門チャンネル)でヒロインを務めるなど、精力的に活動していた。芸能担当記者は「彼女の原点は、オーディション番組にある」と指摘する。
「中村さんは1996年、お笑いコンビ『ナインティナイン』がMCを務めるオーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)に出演し、友人のMARIさんとオーディションに合格しました。そして、2人で音楽デュオ『YURIMARI』を結成し、サンプラザ中野くんさんのプロデュースにより人気を博すも、わずか3年で解散します。一時は芸能界から完全に離れる期間もありました。
しかし、2003年に映画プロデューサーの勧めでオーディションを受け、合格したのを機に女優として復帰し、2007年に映画『パッチギ! LOVE&PEACE』でのヒロインへ抜擢されたことが転機となりました。アイドルの面影を完全に消し去った迫真の演技が、観客や業界関係者から高い評価を得ました」
中村さんの訃報を受け、誰よりも深い悲しみに暮れているのが、相方だったMARIだろう。タレント活動を経て、現在は実業家として活躍するMARIは、Instagramで《ゆりと出会えたこと、長い月日を共にできたこと ゆりがいてくれた私の今までの人生は本当に幸せでした。心が追いつかず現実をまだ全然受け入れられないので今はそっとしておいて頂けると有難いです》と、コメントを発表した。
「MARIさんは、10代の多感な時期をともに過ごした無二のパートナーとの突然の別れに、深い喪失感をにじませていました。中村さんは自身の44歳の誕生日だった3月15日、MARIさんと一緒にMISIAさんのコンサートを訪れたことを、Instagramでツーショットとともに報告していました」(同前)
最後まで女優として美しく生き抜いたその姿は、多くの人の心に深く刻まれることだろう――。
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