NHK連続テレビ小説『風、薫る』でWヒロインを務める見上愛と上坂樹里
9月16日に放送されたNHK連続テレビ小説『風、薫る』第123話が注目を集めている。
第25週は、派出看護婦会をめぐり、東京府に新たな規則ができるという話を中心に物語が展開している。第123話では終盤、りん(見上愛)と直美(上坂樹里)が働く恵風看護婦会に意外な人物から派出看護の依頼が舞い込む。それは、“シマケン” こと島田健次郎(佐野晶哉)だった。シマケンは胃がんの手術を受け、自宅で療養しているのだった――。
Xでは、この衝撃の展開に驚く声が多数あがっているが、そのなかには
《本当にこのドラマはがんばっかりだな。まぁ、当時多かった結核は隔離だから仕方ないのかな?》
《つーかまた癌かよ。多すぎるよね。ほかの症例があってもいいんじゃない?》
《死因としても結核の方が多いでしょ なんか、いろいろ考えてない感がスゲ〜》
など、同作に登場するがん患者が多すぎるのではないかという意見もみられる。
「『風、薫る』に出てきたがん患者は、まずは仲間由紀恵さんが演じた侯爵家夫人の千佳子で、乳がんを患っているという設定でした。次に、りんが看護師を一時やめる原因となった山本(本田大輔)は、大腸がんで死亡。直美の実母である文(内田慈)は、胃がんにより死亡。そして今回のシマケンです」(芸能記者)
現代日本において、2人に1人が生涯でがんと診断されるといわれる。2025年のデータでは、日本人の死因の第1位ががんで、23.8%を占める。
「ところが、『風、薫る』の舞台となっている明治時代では状況がまったく違います。死因の割合上位は肺炎・気管支炎、胃腸炎、結核、脳血管疾患(脳卒中)、そして老衰です。
がんの割合は現在の統計と比べると驚くほど低く、明治32年(1899年)のデータを基に計算すると、全死亡者の約2.2%にすぎません。
がんは年齢が高くなるほど発症しやすくなる病気ですが、当時の日本人の平均寿命は40歳前後。つまりがんになるまで生きる人が少なかったわけです。これが、結核などの感染症による死亡数が圧倒的に多かった理由です」(同)
そう考えると、『風、薫る』の登場人物ががんになる確率は、「異様に高い」と言わざるをえないようだ。
「ドラマでは感染症の看護の様子も描かれていましたが、身近な人物の感染症となると演出にもさまざまな制限が生じるため、避けたのかもしれません」(同)
ドラマは残り1週間あまり。いったいどんな結末を迎えるのか――。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







