
長編映画の監督デビューが発表された菅田将暉
「東京スポーツ」が伝えた、俳優の菅田将暉の「山上徹也映画」への出演情報。2022年に起きた故・安倍晋三元首相の銃撃事件をベースにした作品のキャスティングに、菅田の名前が浮上していたという。しかし、映画化の企画はすでに中止する方針であったことを、9月10日の「女性セブン」が報じた。
「東スポの報道の後、『山上徹也被告をヒロイックに描くのではないか』『時期尚早だ』との反発がネット上で起きました。たしかに、山上被告の裁判はまだ決着していません。
そこに『女性セブン』が、東スポの記事よりも前に中止の方針になっていたとの関係者の言葉を伝える記事を出したのです。記事によると、菅田さんは当初からあまり乗り気ではなかったそうです」(芸能記者)
企画はNetflixで持ち上がっていたというが、具体的にどのような人物が関わっていたのだろうか。映像関係者が明かす。
「現在公開中の映画『時には懺悔を』を手がけた、中島哲也監督がメガホンを取る予定でした。中島監督といえば、湊かなえさんの同名小説を映画化した『告白』、小松菜奈さんの女優デビュー作『渇き。』、岡田准一さん主演の『来る。』など、話題作を次々と世に出してきた大物です。ただ、『渇き。』をめぐってはトラブルも報じられました。2022年に『週刊文春』上で出演女優から告発されたのは、同作でヌードシーンを強要したとの疑惑でした。この問題が解決されていなかったことで、2025年に予定されていた『時には~』の公開が1年遅れることになりました。中島さんはこの問題について謝罪しています」
原作は、作家の柴田哲孝氏の小説『暗殺』(幻冬舎)が採用される予定だったといわれる。
「同作は累計20万部に達したベストセラーです。確かに安倍元首相銃撃事件を下敷きにしたように読める内容で、山上被告をモデルにしたと思しき男も登場します。
一方、韓国から来た“シャドウ”と呼ばれるアサシンがスナイパーとして組織に雇われ、元首相を銃撃する様子も描かれます。いまだにくすぶる複数犯説に着想を得たものと思われますが、作品自体はあくまでフィクション。なお、柴田氏は2025年の読売新聞の取材に対し、同作について『複数犯説を“陰謀論”で済ませるのは乱暴。単独犯への疑問点がある以上、きちんと解明すべきだ』とコメントしています」(前出・映像関係者)
そして撮影は目前に迫っていたという。
「関係者によると、9月20日にクランクインする予定で動いていました。正式に中止が決まったのが各報道の前か後かは不明なものの、かねてから制作陣の間では、キャストや関係者に危険が生じる可能性があると囁かれていました。
企画を進行していたNetflix内では今、空気が緊迫しているようです。『女性セブン』の報道後、担当者から機密保持などに関してのガイドラインが関係者に撒かれたようです。大まかにいえば『撮影現場で取得した情報や制作に関する情報を、SNSや報道機関と共有しないでください』といった内容で、事実上の緘口令です。今回の反発が予想以上に大きかったためでしょう」(制作関係者)
事実関係をNetflixに問い合わせると、「中止された企画であり、本企画のスタッフなどについては、お答えは差し控えさせていただきます」と、担当者から回答があった。
『地面師たち』『地獄に堕ちるわよ』など、実際の事件や人物をモデルにした作品を多く世に出してきたNetflix。今後の制作に影響が出ないといいが……。
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