
アジア大会の開会式で国歌独唱を担当した戸田恵子
9月20日、Xで『君が代』の歌い方についての大論争が巻き起こった。発端は9月19日、32年ぶりの日本開催となる愛知・名古屋アジア大会が開幕し、開会式で地元出身の女優・戸田恵子が『君が代』を独唱したことだ。その際の、歌唱の“ブレス位置”に、もの言いをつける人が登場したのだ。
「戸田さんの歌唱に絶賛が集まっていたさなか、ネット上で歌詞の『さざれ』と『石の』の間に息継ぎを挟んだことに、疑問が呈されたのです。一部からは『“さざれ石”という一語なのだから、息継ぎで言葉を切るのはおかしい』との指摘がなされているのです」(芸能担当記者)
X上では、専門家も含めた論争に発展しつつある。
「声楽家や声優、ナレーター、音楽講師などが持論を展開しています。歌唱技術としては、ブレスなしでひとつの言葉のように歌うべき、とされているようですが、『君が代』のゆっくりしたテンポ、大観衆のなかでの歌唱による緊張などを考えれば、簡単に誰もができることではないと、さまざまな意見が飛びかっています」(同前)
『それいけ! アンパンマン』(日本テレビ系)のアンパンマンの声優としても知られる戸田は、演技の世界で活躍する前、16歳のときに『あゆ朱美』の名でアイドル演歌歌手としてデビューしている。声優時代にも1980年の『伝説巨神イデオン』(テレビ東京系)のエンディングテーマ『コスモスに君と』で美声を披露しており、歌のうまさは折り紙つきだ。Xでは、この問題提起に対してさまざまな意見が投稿されている。
《国歌斉唱自体は学校で習ったし歌えるけど息継ぎに関しては習った記憶ない》
《戸田さんもうすぐ古希ですよ?あの長尺をブレス無しはなかなか厳しい、着物の帯で締め付けもあるし》
《どうやって歌うのが正しいというのだろう?正しい国歌斉唱の動画とかってあるのかな?》
なかには、大舞台でしっかり役目を果たした戸田に対しての言いがかりだと、強い言葉で非難する投稿もある。歌唱自体は、多くの視聴者から「素晴らしかった」と称賛されており、アジア大会のオープニングとしての大役はしっかり果たした、という感想も相次いでいる。だが、今後の国歌独唱に対して、ひとつの問題が提起されたイベントとなったようだ。
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