
timelesz 猪俣周杜容疑者のInstagramより
出演者の不祥事によって、テレビ局が対応に追われている。8人組アイドルグループ「timelesz」のメンバーである猪俣周杜容疑者が知人女性への傷害の疑いで19日に逮捕された報道を受け、日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日の3局は出演番組の差し替えやカットという対応を余儀なくされている。秋の改編期を前にした突然の事態に、制作現場は混乱している。
「とくに影響を大きく受けたのが日本テレビです。23日に放送された音楽特別番組『1億2000万人のありがとう 歌の感謝祭』では、猪俣容疑者の出演シーンがすべてカットされるという、全カット対応がおこなわれました。実際の放送ではグループのパフォーマンスは流れたものの、猪俣容疑者が画面に映らないよう、不自然さを感じさせない丁寧な編集が施されていました。
さらに、20日に放送された『timeleszファミリア』も冒頭に『内容を変更してお送りします』といったテロップが表示されました。27日の放送でも、同様の措置が取られると見られています」(スポーツ紙記者)
このスピード対応について芸能記者はこう話す。
「特番の歌唱映像などは、数週間も前からカメラのアングルや音響を細かく計算して作られています。それを放送直前に『特定の1人だけを消す』となれば、単に画面の端を切り取るだけでは対応できません。ほかのメンバーのアップ映像に差し替えたり、不自然に見えない別のカットを探し出したりする必要があるため、編集室は徹夜作業になることもあります。不祥事が起きるたびに、何の関係もない現場のスタッフが急なスケジュール変更と作業負担を強いられます」
一方で、別番組に差し替えなどの対応を迫られるケースもある。
テレビ朝日は23日深夜放送予定だった『ニカゲーム』の休止を放送の約8時間前に番組公式サイトで発表し、別番組に差し替えて放送された。来週以降の放送について、同局は「検討中」としており、共演者への配慮や今後の番組継続を慎重に見極めている状況のようだ。また、フジテレビも『タイムレスマン』25日放送分については、一部変更しての放送となるという。同局は19日、同番組の今後の対応について「対応検討中です」と、各紙に回答していた。
別の芸能記者は、テレビ局側の事情と今後の見通しについて、次のように話す。
「テレビ局はコンプライアンスを重視するため、出演タレントが警察に逮捕されたとなれば、即座に動かざるをえません。特に民放地上波はスポンサー企業との関係があるため、対応の遅れは大きな問題となります。
各局が来週以降の対応を『検討中』としている理由は、単に編集が間に合わないからだけではありません。所属事務所側が今後どのような処分を下すのか、また被害者側との話し合いがどう進むのか確認しなければ、番組としての最終的な判断を下せないという背景があるからです。
テレビ局にとって、出演しているタレントが逮捕されることは、視聴者からの信用を失うだけの問題ではなく、余計な編集コストや番組差し替えの調整業務という直接的なダメージをもたらすもの。すでに撮り終えている番組が放送できなくなれば、莫大な制作費が水の泡になり、スポンサーへの違約金も発生しかねませんから」
巻き込まれた共演者たちのケアも含め、業界だけでなく世間からも大きな注目が集まっている。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







