
釈放された猪俣周杜(写真・梅基展央)
10月1日、STARTO ENTERTAINMENTとの専属契約解除と、timeleszからの脱退が発表された猪俣周杜。
ウィキペディアの人物紹介では、早くも「元アイドル」「timeleszの元メンバー」と記され、所属事務所の欄にもSTARTO ENTERTAINMENTの在籍期間が「2025年 - 2026年」と区切られた。ファンにとっては、あまりに心の痛む肩書の変化だ。
猪俣の芸能人生は、華やかな場所から始まったわけではない。
「2022年10月に始動した男性アイドルグループ『8iper(ハイパー)』では、『猪戸周杜』という芸名で赤色を担当していました。2024年5月末に健康上の理由で卒業し、事務所も退所。ところが翌6月には、timeleszの新メンバーを選ぶオーディション『timelesz project』に応募していました。
オーディション中は『塗装業』の肩書で注目されましたが、実際は、父が営む塗装会社でレシート管理などの経理を担当しており、塗装経験はまったくなかったそうです」(芸能記者)
加入後はドラマ『パパと親父のウチご飯』(テレビ朝日系)でドラマデビューを果たし、『東京P.D. 警視庁広報2係』(フジテレビ系)ではゴールデン帯のドラマにも進出。持ち前の天然キャラでグループの冠番組などバラエティでも重宝され、地下アイドルからの “成り上がり” を体現する存在だった。
だが、その歩みは自らの手で断ち切られた。
「猪俣さんは9月18日、知人女性の顔を殴るなどしてケガをさせたとして、翌19日に傷害の疑いで逮捕。25日に釈放されましたが、事務所は刑事処分とは別に、契約上の重大な違反があったとして9月30日付で契約を解除しました」(同)
小さな舞台からつかんだ飛躍も、いまや「元」の肩書きで語られる経歴となった。Xには、《地下アイドルからやり直そう》との声もある。
10月1日には、残る7人がフジテレビで緊急会見を開いた。
「菊池風磨さんは、いまだに猪俣さんと直接やり取りしていないと説明。メンバーへの謝罪を求めるのではなく、『被害者の方、自分がした行為に向き合ってほしい』と語りました。
同じ一般公募で加入した篠塚大輝さんも、人生をかける覚悟で苦楽をともにした仲間だったと涙を見せ、『弁明に対する無責任さに強い憤りと深い悲しみを覚えております』と怒りを見せています」(芸能プロ関係者)
今後、別の場所で芸能活動を続ける道もあるだろう。
「事務所を変えたり、別のグループに入ったりするだけで信用が戻るわけではありません。まずは被害女性と自分の行為に、誠実に向き合うことが必要でしょう」(同)
地下アイドルからつかんだビッグドリームを自ら手放した猪俣。再出発は容易ではない。
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