
坂口健太郎
10月6日、坂口健太郎主演の連続ドラマ『kiDnap GAME』(フジテレビ系)がスタートした。アジア各国のスターが集まる大型作品だが、初回から日曜劇場『VIVANT』(TBS系)と比較する声が聞かれている。
同作は、フジテレビが香港・韓国の制作会社と組んだ海外共同製作ドラマ。アジア各地を舞台に、壮大な物語が展開される。
「7都市で同時多発誘拐事件が起き、愛する人をさらわれた7人が、救出のために命懸けのゲームに挑むサバイバルサスペンスです。坂口さんは妻を誘拐された刑事を演じます。
韓国の人気俳優イ・ジュンギさんらが出演し、すでに18の国と地域で放送・配信が決まっている、海外展開も見据えた作品です」(芸能記者)
ところが、初回を見た視聴者からはこんな声があがった。
《VIVANT臭》
《低予算VIVANT》
国境をまたぐ謎解きや海外ロケのスケール感が、『VIVANT』を連想させたようだ。
「『VIVANT』は第1シーズンの時点で、1話あたり1億円ほどの製作費だといわれました。一般的なゴールデン帯のドラマは3000万円ほどですから、そもそも比べようがありません」(芸能記者)
もっとも、意外なところで軍配が上がったようだ。
《VIVANTよりも声優選びが違和感なくていいね》
注目されたのは、外国人キャストの日本語吹き替えだった。
「『VIVANT』第2シーズンでは、外国人キャラクターなどの日本語音声を人気声優が担当。林原めぐみさん、大谷育江さん、小山力也さんら、声を聞くだけでピンとくる面々が次々と登場しました。
10月4日放送の第19話では、情報ブローカーの吹き替えに『サザエさん』(フジテレビ系)の穴子役で知られる若本規夫さんが起用されたのですが、緊迫したシーンなのに物語から引き戻されたという声も聞かれました。
一方『kiDnap GAME』では、韓国やシンガポールなど各国で登場する人物の日本語吹き替えが、担当する声優のキャラが立ちすぎていないことが評価されました。まるで吹き替え版の洋画を見ているような感覚だったというわけです」(芸能プロ関係者)
人物や物語になじむ声が “没入感” を支えた初回、肝心の視聴率はどうなのか。
「初回平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は世帯4.7%、個人2.6%と苦しい船出になりました。演出・プロデュースを手がけるフジテレビの加藤裕将氏は、『イカゲーム』のような世界的ヒットを目指して企画を立ち上げたといいます。
夏ドラマが軒並み低迷したフジにとって、局の期待を背負った勝負作です。海外での放送・配信もあるため、国内の視聴率だけで成否は判断できませんが、局としてはもう1〜2%欲しかったところでしょう」(同)
“声” 以外も褒めたくなるような展開に期待したい。
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