
西村博之
実業家のひろゆきこと西村博之氏が、10月12日のXで将棋に関して持論を展開し、波紋を呼んでいる。
「ひろゆきさんは女性として初めての棋士となった西山朋佳白玲さんに関し、“ガラスの天井” と記した『日本経済新聞電子版』の報道にコメントをつける形で《男女共に同じ条件で得られる棋士資格。過去に女性の棋士が居ないのは、女性が男性より弱かったからです》《「ガラスの天井がある」と決めつける日本経済新聞》と批判しました」(スポーツ紙記者)
棋士とは日本将棋連盟に所属し四段以上の段位を持つ者を指し、女性のプロ制度である女流棋士とは区別されている。今回のひろゆきのポストについて賛成意見もあるが、疑問の声も数多い。実際、Xでは、《女性だから弱いはないと思う。単純に将棋の女性人口が圧倒的に少ないから》《競技人口があるじゃん》などの投稿が寄せられている。
こうした声が聞かれる理由をエンタメ系ライターが指摘する。
「ひろゆきさんは、時事トピックに関してコメントを差しはさむことが多くありますが、それほど詳しくないであろう分野に関する内容ではたびたび認識のズレが指摘されています。
今回のポストに関しても、将棋の専門家ではないひろゆきさんが “女性が男性より弱かったから” と断定するような姿勢が波紋を呼んでしまったのでしょう」
では、素朴な疑問として、将棋における男女の実力差はあるのか。 これについて、日本将棋連盟会長を務めた羽生善治氏が2018年3月2日、ゲスト出演したラジオ番組『高嶋ひでたけのあさラジ!』(ニッポン放送)で回答している。放送内容を書き起こした「ニッポン放送NEWS ONLINE」によると、高嶋氏から「なぜ将棋は男の人の方が強いんですか?」と聞かれた羽生氏は、こう答えている。
《それは人口の差ですね。やっている人の数が違います。ただ、小学校の大会だと女の子が優勝する事が多いので、そういった女の子が続けて、プロを目指してくれたら、男女差は縮まってくると思います》
「やはり、実力差よりも、競技人口の違いがもっとも大きな要因という当たり前の指摘をしています。それをふまえるなら、ひろゆきさんの見解は反論されても仕方ないでしょう」(同)
あらゆるトピックに鋭い意見を放つ “論破王” ひろゆきも、今回は “詰め” が甘かったかも――。
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