芸能・女子アナ芸能

親友・畑芽育と“ホカンス”満喫…10月新ドラマ主演・莉子が明かす「キャパオーバーで泣いた」高校時代と海外ロケへの飛躍

芸能 記事投稿日:2026.10.17 06:00 最終更新日:2026.10.17 06:00

親友・畑芽育と“ホカンス”満喫…10月新ドラマ主演・莉子が明かす「キャパオーバーで泣いた」高校時代と海外ロケへの飛躍

莉子(写真・木村哲夫)

 

「身長がギリギリ足りなかったので、もう牛乳飲むしかない! みたいな感じで、毎日、牛乳を飲んでいました」

 

 こういたずらっぽく笑うのは、モデルで女優の莉子。この世界に入ったきっかけは、大好きだったジュニア・ローティーン向けのファッションブランド「ANAP GiRL」の洋服だった。

 

「とにかく『ANAP GiRL』のお洋服が大好きで。自分にとっては、月に一度、お母さんと一緒に行ってかわいいお洋服を買う、特別な場所だったんです。通っているうちに店員さんとも仲よくなりました」

 

 そんなある日、目に留まったのが、店内に貼ってあった、同ブランドのWEBモデル募集のポスター。もともとおしゃれにはこだわりがあった莉子は、応募してみることに。

 

「当時はジュニアモデルの戦国時代で、身長制限があったんです。私はちょっと小さいほうだったので、身長がギリギリ足りなくて落ちてしまって。それでとにかく身長を伸ばしたくて、毎日、牛乳を飲んでいました(笑)。その効果かはわからないですが、半年後にピッタリぐらいの身長で出場しました。あとは自分が本当に『ANAP GiRL』の洋服が好きだという“ANAP愛”を語って、合格をいただきました」

 

 こうして小学5年生のときに『ANAP GiRL』のWEBモデルに合格。モデルの仕事をスタートさせた。

 

「撮影は月に1度程度なんですが、 学校が終わったら駅でお母さんと待ち合わせして、ANAPの本社があった原宿に行って。撮影が終わったら夜ご飯を食べて家に帰るんですが、それがとても楽しみで、毎月毎月、撮影日になるとワクワクしていました。その気持ちをいまでも鮮明に覚えていますね」

 

 大好きな「ANAP GiRL」での“月に1度の非日常”を楽しみに過ごした小学生時代。中学に進んでからも、バドミントン部に所属しながら、そんな毎日を満喫していた。しかし、『ANAP GiRL』のモデルは中学生での卒業が決まっていた。さらに当時はモデルの戦国時代。「事務所に所属するとレッスンを受けたり、アイドルをやらなくてはいけない」といった噂も耳に入り、モデルの仕事を本格的に続けようという意欲はあまりなかった。そのため、中学2年生になった莉子は、「高校に行ったらバドミントンを続けて青春しよう!」と今後の進路を思い描いていた。ところがそんな折、「一人ひとりと向き合ってくれそう」と興味を持っていた現在の所属事務所から、InstagramのDMでスカウトを受けたのだ。

 

「何度か事務所に通って、お世話になることを決めました。ちょうど中学2年の進路を決めるタイミングで、いま思い返すと“この道”に決めた中学生の自分は、すごいなって思います。お父さんは大賛成ではなかったので、普通の高校に進学して、高校生としてやるべきことを第一優先にするという条件で、高校に進学してモデルの仕事を続けました」

 

 高校に入学し、事務所に所属。同時にファッション誌「Popteen」のレギュラーモデルとなる。さらに「TikTok」への動画投稿が話題となり、多くのフォロワーを獲得する。莉子は「全部のターニングポイントがかぶっているんです」と当時を振り返る。

 

「高校3年間は、つねに『Popteen』とともにありました。『Popteen』の独特な世界と、高校での日常的な生活。そのどちらにも、そこでしか学べないことがあり、この3年間は私の人生にとって大きな経験になっています。正直、当時はすごく忙しかったです。始発で撮影に行ってから学校で授業を受け、早退してまた撮影に戻るなんてこともしょっちゅうでした。私服と制服を持ち歩いてトイレで着替えたりと、いまでは考えられないような生活をしていました。

 

 またそれと同時に、事務所の方から「これから流行ると思うから、やってみたら?」と勧められて始めた『TikTok』も、たくさんの方に見ていただき、話題になりました。とにかく忙しくてつらいときもありましたが、いまの私をしっかりと支えてくれている、とても濃い3年間でした」

 

 こうして忙しくも充実した毎日を送るなかで、仕事への意識も変化してきた。

 

「当時の私はまだ10代。短期的なことしか考えていなくて、モデルの仕事でやっていくつもりでした。でも、マネージャーさんが『お芝居を始めたほうが、この仕事をしていくなら圧倒的に息が長いし、楽しめると思うよ』と背中を押してくれて。それで『お芝居をやってみようかな』と思い、挑戦しました。ただ、そのころの私はお芝居のことを何もわかっていないのに、セリフを覚えて現場に立っていて、それがすごく恥ずかしくて。『ここに立っていい人間じゃない』みたいな意識もあって、しばらくは楽しめませんでした」

 

 そんな彼女の、女優としての意識を大きく変えたのが映画『小説の神様 君としか描けない物語』(2020年)だった。

 

「いつもテレビ越しに見ていた俳優さんたちとご一緒させていただいたときに、プロの場所に何もわかっていない私がいるような、すごく恥ずかしい気持ちになって。じつは私、すごい負けず嫌いなんです(笑)。ここで心が折れずに、お芝居について勉強したいと思って、マネージャーさんに頼んで、ワークショップに通わせてもらいました。ここで、お芝居について知らなかったことを、ひとつずつクリアしていくような作業を始めて。ここで演技を学んだことが、俳優としてやっていくという決意の瞬間だったかなって思います」

 

 どこか“やらされ感”だった俳優の仕事が、ワークショップに通ったことで、演じることの楽しさを覚えていった莉子。さらに俳優として大きなステップアップとなったのが、「大きな挑戦だった」と語る、主演を務めたドラマ『ブラックシンデレラ』(2021年、ABEMA配信)だ。

 

「初めていただいた大役で、主役を背負う重みや、この作品がどう届くのかと考えたり、とにかくすごいプレッシャーでした。役と向き合って、やりきったという感覚が残っているすごく大切な作品で。初回から最終回に向けての、私が演じた主人公の成長の仕方が、自分のお芝居に対しての気持ちとリンクしていて、すごく自然体でした。プロデューサーさんも同じようなことをおっしゃっていて『あの年齢の莉子にしか出せないテンションや声色だった』と。あのときにしか出せない空気感とアドレナリンだったんだと思います。一生、大切にしたい作品ですね」

 

 莉子が「一生大切にしたい作品」と語るのには、もうひとつ理由がある。『ブラックシンデレラ』の撮影期間が、高校卒業前のテストの時期と重なったことだ。

 

「主演のプレッシャーがかかるなか、テストの勉強もしないといけなくて、初めてキャパオーバーになって。撮影中に、高校の友だちに泣きながら電話したことを鮮明に覚えています。本当に、どうしたらいいかわからなくなっちゃったんですよね。その友達とはいまも月に1回ぐらい会っていて、一生の友だちができた高校時代は、とても大切な時間だったと思います」

 

 その後も多くの作品に出演している莉子が、「役の幅を広げてくれた印象深い作品」と話すのが『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系、2023年)と『アオハライド』(WOWOW、2023年、2024年)だ。

 

「『最高の~』では、ちょっとひねくれた学生ならではの感情を抱いている生徒を演じさせていただいて、『アオハライド』では、いまっぽい言葉を使う、ぶりっ子みたいなかわいらしい女の子を演じさせていただいて。2作品ともふだんの私とは違いすぎて、まわりやファンの子も驚いたというか(笑)。でもそれが、役者としてすごく成長させてくれたし、背中を推してくれた作品ですね」

 

 そんな莉子が新しいキャリアとして挑戦しているのが、日本・シンガポール外交関係樹立60周年を記念したドラマで、全話にわたりシンガポールロケをメインとする『SQUALL』(10月18日スタート、24時10分~ ABCテレビほか)。異国情緒漂うシンガポールの街並みをバックに描く、美しくもせつないラブストーリーで、莉子は4年前の記憶を失った主人公・サクラを演じる。

 

「海外ロケは2回めなんですが、シンガポールは初めて。まるまる1カ月間、シンガポールで撮影しました。印象に残っているのは、おいしいフードや美しい街並みはもちろんなんですが、人の温かさ。みなさん、ウエルカムって感じなんです。それは1カ月もいたので、すごくありがたかったです。あとは共演した吉澤(要人)くんや、グレン(・ヨン)くんとは本当に仲よくなって、国境を越えたベストフレンドになりました。英語で話すシーンがけっこうあるので、お話をいただいた数カ月前から準備しましたが、到底足りてない。英語は学んでも学んでも、という世界だなって感じました。でもその悔しさがバネになって、負けず嫌いが頭をもたげて、英語は学び続けようと思っています(笑)」

 

 そんな忙しい毎日を送る莉子のリフレッシュ法を聞くと「旅行!」と即答。

 

「作品が終わったタイミングで、リフレッシュしたいときは一人旅に行きます。いままでに行った場所で忘れられないのは、広島県の尾道。坂の多い感じとかも独特で、めちゃくちゃよかったです。人も優しい街だなって感じました。1週間お休みがあったら? オーストラリアに行きたいです!」

 

 女優の畑芽育とも仲よしで、一部では“りこめい”と呼ばれているとか。

 

「仲よくさせていただいてます。芽育とはご飯に行って、いろいろ話したりします。2年ぐらい前ですが、2日だけ休みのスケジュールが合ったので、1泊2日で、都内のホテルで“ホカンス”をしました」

 

 役の幅が広がってきたと話す莉子が、これから挑戦してみたい役は?

 

「悪役をやってみたいです。なんかこの人ありそう、なんか怪しい、というか。そんな役をやってみたいなと、ずっと思っています」

 

りこ

2002年12月4日生まれ 神奈川県出身。ドラマ『ブラックシンデレラ』(2021年、ABEMA)で初主演を務め、一躍注目を浴びる。その後も『SHUT UP』(2024年、テレビ東京系)、『119 エマージェンシーコール』(2025年、フジテレビ系)など話題作に出演。主演映画『違う惑星の変な恋人』(2024年)では、第38回高崎映画祭で「最優秀新進俳優賞」を受賞。主演ドラマ『SQUALL』(ABCテレビ)は10月18日スタート、毎週日曜24時10分~。(ABCテレビでの放送後、TVer・ABEMAで見逃し配信、FODでは独占見放題配信)。『青の花 器の森』(NHK、毎週月曜~木曜、22時45分~)にも出演

 

写真・木村哲夫

 

スタイリスト・和田ミリ
ヘア&メイク・手塚裕美
衣装協力・BAUM UND PFERDGARTEN (S&T)

12

出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

芸能・エンタメ一覧をもっと見る

今、あなたにおすすめの記事

関連キーワードの記事を探す