
険しい表情で撮影に臨んでいた堺雅人(写真・吉田 豊)
10月18日、俳優の堺雅人が主演を務める日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の第21話が放送された。物語は終盤に差し掛かり、盛り上がりを見せているが、作中の中国に関する描写が波紋を呼んでいるようだ。
同作は、堺演じる自衛隊の極秘諜報組織「別班」の主人公・乃木憂助を取り巻く複雑な人間模様を描いた物語。2023年に日曜劇場で放送されて人気を博し、今作はシーズン2として7月から放送されている。
「シーズン2は、中国の秘密情報組織『シンシー』が別班員5人を拉致するところから始まります。12日の放送回では、別班メンバーを奪還するため、ノコル(二宮和也)や新庄(竜星涼)など多国籍メンバーで結成された精鋭チームが、敵の本拠地に潜入する様子が描かれました」(スポーツ紙記者)
18日の放送回でも緊張感のある展開が続いたが、シンシーをめぐる描写が波紋を呼ぶことに。
「シンシーは別班と対をなす存在として描かれていますが、彼らは別班員を連行して十字架で磔にし、拷問をおこなっていました。とらわれた別班メンバーの1人である和田貢(平山祐介)は、指を切り落とされ、腹部や胸部を鋭利な刃物で刺されるシーンもあり、番組開始時にテロップで『暴力的な描写がある』と表示されました。
そうした経緯もあり、救出の際は、乃木らの精鋭チームとシンシーが激しい銃撃戦を繰り広げ、シンシーのメンバーを大量に狙撃していたのです。ただ、シンシーが『中国の秘密組織』という設定であることから、中国の組織が残虐な行為をおこなっているという印象を与えかねないとして、SNSで物議を醸しています」(芸能記者)
“中国敵視”描写に関して、Xでも
《ひたすら中国という実在する国を実名で残忍かつ愚かに描く脚本、本当に酷い》
《VIVANTを面白く視聴してきたけど、第2シーズンは露骨な中国への敵視と自国礼賛が酷すぎて、段々と心が離れてきた》
など、反発する声が見受けられる。一方で、
《VIVANT観てて中国を敵だと思った事ないんやけど…》
とフィクションであることを指摘する声もあがっており、視聴者の間でも意見が分かれているようだ。
「シーズン1から、作中に登場する国は『バルカ共和国』『ゴルバド共和国』のように、実在しない架空の国名で表記していました。しかし、シンシーに関しては、中国の組織として特定の国名を出した上、明確な“敵”として描かれているため、違和感を持たれたのでしょう。『VIVANT』の中国に関する描写に関しては、10月中旬から中国のSNS『Weibo』でも拡散されており、さまざまな意見があがっています。
今作は、2クール近く放送するとあって、TBSも宣伝に力を入れてきました。これまでのエンタメ作品のなかでも、フィクションとして実名の国と敵対する作品は数多くあれど、とりわけ厳しい目が多く寄せられているということは、作品の注目度の高さも物語っています」(前出・芸能記者)
シーズン2は、11月8日に最終回を迎えるが、どんな展開を迎えるのか。
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