
村上龍さん(写真・共同通信)
10月23日、作家の村上龍さんの訃報が伝えられた。
「『村上龍氏ご逝去のお知らせ』と題した文書では、10月17日に自宅で74歳で亡くなり、葬儀は家族葬として執りおこなわれたと報告されています。村上さんはデビュー作の『限りなく透明に近いブルー』が第19回群像新人文学賞および第75回芥川賞を受賞したほか『コインロッカー・ベイビーズ』『13歳のハローワーク』『半島を出よ』など、ヒット作を多数、執筆し、経済トーク番組『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)のメインインタビュアーを約20年にわたって務めたことでも知られています」(スポーツ紙記者)
ほかにも村上さんは、対談なども精力的にこなした。
「村上さんの小説は、女子高生の援助交際を描いた『ラブ&ポップ トパーズII』、ドメスティック・バイオレンスや引きこもりをテーマとした『最後の家族』、極端な格差社会と移民社会となった近未来の日本を舞台とした『歌うクジラ』など、時代のキーワードを取り込む作風が特徴的でした。2023年に亡くなったミュージシャンの坂本龍一さんや、元プロサッカー選手の中田英寿さんなど、幅広い交友関係を持ちました。キューバ音楽にも傾倒し、CDのプロデュースや現地ミュージシャンの来日公演などを手がけるなど、小説や文学の世界だけにとどまらない活動を続けました」(文芸編集者)
『カンブリア宮殿』の出演もそのひとつだが、Xでは以前から“異変”を指摘する声も聞かれていた。2025年2月には《村上龍さん滑舌悪すぎない?なんか病気でもしたっけか》、同年3月には《カンブリア宮殿を久しぶりにみたけど、村上龍さんの滑舌心配だな》といった声が相次いであがったこともある。
「2006年にスタートした『カンブリア宮殿』は、長く村上さんと女優の小池栄子さんがMCを務めてきましたが、2026年3月、放送開始20年の節目で、2人はそろって番組を卒業しています。最後の数年間は、村上さんの発言に字幕がつけられることもありました。村上さんもスタッフも、聞き取りにくさは承知のうえで、出演の継続に意義を見出していたように見られます」(テレビ業界関係者)
番組降板からわずか7カ月後の訃報は、多くの視聴者とファンに衝撃を与えた。ご冥福をお祈りしたい。
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