
険しい表情で撮影に臨んでいた堺雅人(写真・吉田 豊)
10月25日放送の日曜劇場『VIVANT』(TBS系)が、日本シリーズ中継の延長で45分遅れのスタートとなった。重要回を前にした番組側の呼びかけが、思わぬ不満を招いている(※この先、ネタバレあり)。
「この日は、第1シーズンの最終話で乃木憂助(堺雅人)の銃弾に倒れたベキ(役所広司)が、野崎(阿部寛)らの計らいによって生存していたと判明。ノコル(二宮和也)の口から明かされた事実に、視聴者は驚かされることになりました」(芸能記者)
放送では、中国の裏組織・シンシーから別班員を奪還し、ゴルバドを脱出した乃木たちのその後が描かれた。残されたチンギスは外交官と確認されて釈放され、撃たれて埋められていたドラムも救出されるなど、見どころが続いた。
番組公式Xも、この回には並々ならぬ力を入れていた。
「10月23日には《リアタイ警報発令》と告知し、《VIVANTにとって”大切なこと”が明らかになる超重要な話です》と期待をあおったうえで、《WEBニュースなどで知る前に…ぜひ『リアタイ』で知っていただきたいです!》と呼びかけていたのです」(同前)
ところが当日、TBS系が中継した日本シリーズ第2戦・DeNA対ソフトバンク(横浜)が延長戦にもつれ込み、開始は45分も繰り下げられることに。Xには
《45分押しとかマジ野球放送延長許さん》
《VIVANT公式「ネタバレ前にリアタイで見て!」 TBS「野球終わるまで45分待って」 同じテレビ局が言ってるの、何のコント? 》
など、不満が噴出。一方で、
《VIVANT待ってるやつは45分も待てないん?》
と、ドラマファンの“忍耐力のなさ”を批判する意見もあがった。
「野球の延長は珍しいことではありません。視聴者も、野球の延長自体は理解しているでしょう。ただ、その日にリアタイ視聴を強く呼びかけたことで、午後9時に合わせてテレビの前に座ったファンは、延長中の野球を見続けるしかなく、待ち時間を長く感じたはずです。日曜の夜ですし、翌日の仕事や学校を考え、早く休みたい人もいる。放送終了もそのぶん遅くなりますから、45分くらい待てばいい、とは一概に言えません」(芸能プロ関係者)
では、どうしたらよかったのか。
「ネタバレ前の視聴を強く促すなら、せめて番組側から、開始時刻の見通しをこまめに伝える工夫があれば、ファンの受け止め方も違ったのではないでしょうか。『VIVANT』は放送中のシーンをこまめに投稿していますが、その前の段階でも、開始を待つ人への配慮もほしかったところです」(同前)
両方の番組を盛り上げたい局の“都合”に、視聴者は振り回されてしまったようだ。
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