
ロケから帰宅する松嶋菜々子(写真・吉田 豊)
フジテレビ系のドラマが久しぶりに活気をみせている。
同局系で10月にスタートしたGP帯の連続ドラマは、『救命病棟24時』(月曜21時)、『南田南弁護士は天才肌』(月曜22時)、『kiDnap GAME』(火曜21時)、『ポリティカルパン』(水曜22時)、『波うららかに、めおと日和』(木曜22時)の5作。なかでも好調なのが、『救命病棟24時』だ。
「1999年から続く人気シリーズの第6シーズンで、江口洋介さんと松嶋菜々子さんのダブル主演作です。10月12日の初回の視聴率は10.0%を記録(ビデオリサーチ調べ、世帯平均、関東地区、以下同)。
『月9』で初回10%以上を記録したのは、2023年の『風間公親‐教場0‐』以来で、その後も8.1%、7.9%と高い水準を維持しています。
『月9』枠は近年苦戦が続いています。今年放送の3作の平均視聴率は、『ヤンドク!』が5.8%、『サバ缶、宇宙へ行く』が3.7%、『ブラックトリック』が4.3%。かつての『月9』の勢いは完全に失われていましたが、久々のヒットとなりそうです」(芸能記者)
その『救命病棟24時』の直後に放送されている『南田南弁護士は天才肌』も絶好調だ。
「初回の視聴率は7.4%、第2話が7.2%でした。同じ月曜22時枠の前作『GTO』は、話題になりながらも平均視聴率は4.1%と低迷しましたが、今回は大丈夫でしょう。
世界的に大ヒットした韓国ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のリメイクで、ストーリーのおもしろさは折り紙つき。リメイクはもとの作品と比較され酷評されることも多いのですが、主演する芦田愛菜さんの演技力もあり、ドラマ好きの人たちからも高い評価を得ています」(同)
また、石原さとみ主演の『ポリティカルパン』も評価が高い。
「フジ系『水10』枠は、裏に日本テレビ系のドラマもあることから苦戦が続いています。前作『Tokyo middle 30』は、平均視聴率が3%に届かず、まさに爆死でした。
しかし、今回は様子が違います。初回は5.6%で、その後も4.9%、4.3%。脚本を手がけているのは『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)などで知られる野木亜希子さん。今回は “政治とカネ” の問題に切り込む意欲作です。
ライバルである日テレ系の裏番組は、今田美桜さん主演の『メリーベリーラブ』。韓国の人気スタジオが制作するとあって注目度も高かったのですが、フタを開ければ視聴率は初回3.9%から第4話3.1%とまさかの低空飛行。数字では『ポリティカルパン』が圧倒しています」(同前)
このように好調なフジ系ドラマだが、懸念もあるようだ。
「『救命病棟24時』は大ヒットシリーズの続編、『南田南』は大ヒット韓国ドラマのリメイク。『波うららかに』も好調ですが、こちらも昨年放送されたものの続編です。つまり、“過去の遺産” と “借り物” が、いまの好調をつくり出しているわけです。この時代、ゼロから新しいものを生み出すのも、なかなか難しいのかもしれませんが……」(同)
公開中の映画では、『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』も “遺産” といえる作品。フジテレビの「完全復活」には、『ポリティカルパン』のようなリメイクやシリーズ以外の作品がカギを握りそうだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







