吉田鋼太郎
10月29日、天皇皇后両陛下主催の秋の園遊会が開催された。招待されたのは小説家の宮部みゆき氏や宇宙飛行士の大西卓哉氏、DeNAベイスターズオーナーの南場智子氏ら各界の功労者、約1400人。そのなかには、俳優の吉田鋼太郎の姿もあった。
吉田はシェイクスピア作品を中心に長年にわたって俳優・演出家として活躍。日本の演劇界に多大な貢献があったとして、2026年、春の紫綬褒章を受章している。
両陛下を前にやや緊張気味の吉田は「俳優をやっております。吉田鋼太郎です」とあいさつし、「妻の『ともこ』です」と、隣の妻を紹介した。
「まさか陛下と直接会ってお話しできるなんて、夢にも思っていなかった人生でしたので、ちょっとどうしてよいかわからない状況になっております」と言う吉田に対し、天皇陛下からは「テレビの画面ではよく拝見しています。『花子とアン』の」と、具体的な番組名が。
吉田は「ありがとうございます。はい、石炭王の。よくご存じで」と感激した様子だった。舞台を中心に活躍していた吉田は、2014年のNHK連続テレビ小説『花子とアン』で実業家を熱演。それがきっかけで、テレビや映画への出演が急増した。
吉田は1959年生まれ。1960年生まれの天皇陛下には「子どものころから勝手に親近感を抱いておりまして」と語った。「母が、もう亡くなったんですけど、陛下のことが大好きで『ナルちゃん、ナルちゃん』と。わが息子のように、いつも『ナルちゃんは今日、どこにいらっしゃったのよ』と申しておりました」と話すと、両陛下は声をあげてお笑いに。
その後、演劇やシェイクスピアについて会話するなか、5歳と1歳の子どもがいるという吉田に、両陛下は驚かれた様子。そして天皇陛下は「釜じい」という名前も口にされた。
「釜じい」は、2025年の朝ドラ『あんぱん』(NHK)で吉田が演じたヒロインの祖父のことだ。天皇陛下から「『花子とアン』の嘉納伝助、『あんぱん』の釜じい、たいへん素晴らしかったです」と、お褒めの言葉をかけられ、吉田は感激しきりの様子だった。
「両陛下がNHKの朝ドラをご覧になっていることは、たびたび話題になっています。2023年の園遊会では西川きよしさんに『マッサンにも出ておられましたね』とお声がけされたこともあります」(芸能記者)
Xには
《天皇陛下のお口から「花子とアンの石炭王」というお言葉を聞けたことに最高の嬉しみを感じる朝ドラヲタは多いはず》
など、朝ドラファンの喜びの声が。また、
《吉田鋼太郎さんとの話で「おっさんずラブ見ました」とは言わんか》
との声もみられた。
『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)は田中圭が主演、吉田鋼太郎が “ヒロイン” を務めた代表作のひとつだが……両陛下はご覧になっていただろうか。
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