
岸谷蘭丸(写真・金谷千治)
11月5日放送の『ニュースto』(日本テレビ系)で、起業家・岸谷蘭丸が見せた“詰問”が波紋を呼んでいる。
番組は、福岡県議会の正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑を特集。かつて議長を務め、就任時に“県議会のドン”蔵内勇夫前議長らへ多額の金銭を払ったと実名で告発した吉松源昭県議が、リモートで生出演した。
「蔵内前議長は5日の会見で金銭授受について、『そのような事実はありません』と否定。『いかなる名目であれ社会的疑念を超えた政治倫理に違反する現金は受け取ったことはありません』と釈明しました。
これに岸谷さんは『わけ分からん』と憤慨。『終わってるじゃないですか、まじで。さすがに悪人すぎる』『へらへらへらへら笑ってるし』『もっと追及されるべき』『納税する気がなくなりますよね』とまくし立てたのです」(スポーツ紙記者)
だが議論が続くなか、怒りの矛先は吉松県議にも向かう。
「岸谷さんは、別のコメンテーターによる話の途中、それに割って入るように問いかけたのです。『純粋に、なんでこれ、払っちゃうんですか?』『そこまでして議長になりたいんですか、吉松さん』。それに対して吉松県議は、支援者から『次は吉松さんじゃないのみたいなことを言ってこられる』と説明。『そういった期待に応えたい思い、言い方を変えれば、メンツです』と打ち明けたのですが、岸谷さんの追及は止まらなかったのです」(同前)
「ダメだな、こういうのって思わないんすか?」「いや払った人も共犯だろって思っちゃう」「特に同情のしようもないし。なんなんですか? やっちゃダメだな、こういうことって、思わないんですか? 政治ってこうあるべきじゃないとか思わないんですか?」などと、告発者である吉松県議を、執拗に問い詰めたのだ。それに対して吉松県議は「思うからこそ、こういったことをなくそうということで戦ってます」と応じた。
このやり取りを受け、Xでは岸谷への批判が相次いだ。
《行動起こして問題提議してる人を目の前にいるからって責めるのおかしい。渡した人は他にも居て黙ってるって言う背景を考えながら、発言して欲しい》
《偉そうに吉松県議(告発した側)を詰めてたのは岸谷蘭丸? 本当に何様???》
素朴な疑問をぶつけるのは意義があるが、岸谷の言い方にも問題があったようだ。
「吉松県議は、かつて蔵内前議長の体制下で議長ポストに就いた“身内”でした。ただ、その身内が実名で声を上げるまで、疑惑は表に出てこなかった。告発者本人を前に“共犯”とまで言い切ったのは、踏み込みすぎた印象です。生出演の場でズバズバ言われれば、不利な構図に移ってしまう傾向もあります」(政治記者)
告発をためらわせる環境も社会問題であるのだが……。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







