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一度は封印した「プラモ人生」ふたたび!春風亭昇太、傷やオイル汚れも再現した「軍機」完成後の “儀式” は「実際に飛ばす」

インタビュー
記事投稿日:2025.10.11 06:00 最終更新日:2025.10.11 07:33
出典元: 週刊FLASH 2025年10月21日・28日合併号
著者: 『FLASH』編集部
一度は封印した「プラモ人生」ふたたび!春風亭昇太、傷やオイル汚れも再現した「軍機」完成後の “儀式” は「実際に飛ばす」

独演会前の高座で “愛機” を披露する春風亭昇太

 

「大人の趣味」としてリバイバルしたプラモデルの奥深さを、著名人が語り尽くす。春風亭昇太(65)は、プラモデル王国・静岡の出身。タミヤや青島文化教材社、ハセガワなど老舗メーカーの本社や、バンダイのプラモ事業の拠点がある。

 

「2つ上の兄の影響で、小学2、3年生のころ、ゼンマイで自走する、旧日本陸軍の一式砲戦車を作ったのが最初ですね。モーター車は高くて買えなかった。ガメラのプラモも作ったな。ソフビより安かったんですよ」

 

 父は金属メーカーの研究職。ゆえに、「組み立てることで、歴史や構造の勉強になると思ってくれていたんでしょう。おねだりも通りやすかったですね(笑)」。

 

 この日持参したのは、零戦をベースにしたタミヤの「1/48 海軍二式水上戦闘機」。両翼のフロート(船形の浮き)が目立ち、いささか不格好だ。

 

「僕ね、きれいなモノってあんまり好きじゃないんです。作っていて楽しくないから。零戦よりも、固定脚が特徴的な九九式艦上爆撃機とか、ちょっといびつな機体に惹かれます。この二式水戦はプラモデルとして名機。ロングセラーですし、久々に作ろうかなというとき、つい手が伸びましたね」

 

 そう、昇太は『笑点』(日本テレビ系)の司会に就任した2016年以降、しばらくプラモ作りを封印していたという。その封印を解いたのが約2年前。

 

「ただ組み立てて終わりじゃないですからね。塗装がまた大変。凝り性なせいか、なるべく忠実に塗りたいほうで、当時の写真資料と睨めっこして、時間がかかるんです」

 

 戦闘後の傷やオイル汚れも再現した、その出来栄えは見事の一言だ。

 

「完成したら、たとえば飛行機なら飛ばす――手に持って空にかざし、写真に撮るんです。子供のころからの “儀式” ですね。こうやって、指先が写り込まないようにして……ほら、実際に飛んでるみたいでしょ?」

 

取材/文・鈴木隆祐

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