芸能・女子アナインタビュー

【地方局アナグランプリ東北1位】元AKB48・佐藤朱アナ“宮城の日本酒大好き”素顔「すっきりしていて、1杯めからOK!」

インタビュー
記事投稿日:2025.10.28 06:00 最終更新日:2025.10.28 08:55
出典元: 週刊FLASH 2025年11月4日号
著者: 『FLASH』編集部
【地方局アナグランプリ東北1位】元AKB48・佐藤朱アナ“宮城の日本酒大好き”素顔「すっきりしていて、1杯めからOK!」

東北放送・佐藤朱アナウンサー(写真・木村哲夫)

 

「私はAKB48として活動している時期に、全国47都道府県からメンバーを集める『チーム8』の宮城代表として活動させていただきました。地元でのお仕事をさせていただくなかで、あらためて宮城のよさに気づくことも多くて。そんななかで、全国に宮城の魅力をアナウンサーとして発信していく仕事も素敵だなと思いました」

 

 東北放送を選んだ理由をこう話すのは、同局の佐藤朱(あかり)アナウンサーだ。佐藤アナはAKB48のチーム8として活動後、2021年4月に総合職で同局に入社。営業局で会社員としてのスタートを切った。

 

「営業として、いままで経験してこなかった社会人の基本が学べたことは、とても貴重な時間だと思っています。たとえば放送局でしたら、スポンサーさんとの関係もありますし、裏側の部分を理解できたことは、ありがたい経験をさせていただいたと思っています。いまのアナウンサーの仕事にも、営業の経験は生きています」

 

 アナウンス部に異動したい、ということは言い続けていたという。2022年10月、アナウンス部へ異動となる。最初に直面したのは「間違えてはいけない」という、当たり前のことだった。

 

「AKB48時代は、間違えたり失敗したりしてもご愛嬌、みたいなところがありました。でもアナウンサーの仕事では、それは許されません。正確に伝え、地震などの速報が入れば、臨機応変に対応する。そこは、一から学ばなければいけないところでしたし、アナウンサーの仕事の厳しさに直面しました。まだまだ成長段階ですが、プロフェッショナルになれるように、日々がんばっています」

 

 現在、平日の帯番組『ウォッチン!みやぎ』『ひるまでウォッチン!』と、人気バラエティ『サンドのぼんやり~ぬTV』を担当、ラジオでは冠番組『佐藤朱の月YOH!あかり』も担当する。

 

「それぞれ、番組のカラーが違います。朝の情報番組は、いい意味でみなさんのルーティンに加われるように、正しく、テンポよくに重きを置いています。昼の番組は、ゆったり過ごしていただけるように柔らかい雰囲気を心がけています。『サンドのぼんやり~ぬTV』は、サンドウィッチマンさんにいじられる自分を楽しむというか(笑)。自然な、ふだんの自分に近い部分を出して、サンドさんにおもしろがってもらって、番組のアクセントになればと思っています。

 

 ラジオ番組は、AKB48時代からソロのパーソナリティにあこがれがあったので、番組を持たせていただけているのはありがたいことだと思っています。ラジオの魅力はリスナーとの距離が近いこと。AKB48時代から応援してくださる、ファンとの方とのコミュニケーションが取れる場でもあると思っています。SNSのツールを使って反応してくださるので、それを反映させながら番組を一緒に作っていきたいと思っています。10月13日にはファンのみなさんと宮古島に行って、初めての公開放送をおこないました。ファンの方とどこかへ行くイベントは、AKB48時代も経験がなかったことでしたが、おかげさまで大成功で終わりました」

 

 休む時間がないのでは思うほどのフル活動だが「やることがないとちょっと不安になってしまうので、忙しいのが大好きなんです」と笑う。そんな彼女のリフレッシュはゴルフ。5年ほど前から始めたが、なかなか最初は一緒に行くメンバーがいなかったとか。まわりでゴルフを始めた人が増え、ラウンドを楽しんでいるという。

 

「もともとテニスをやっていたので、当たる感覚がテニスと似ていて、のめり込むのが早かったですね。得意なのはドライバーで、160~170ヤードほど飛ばします。いまの最高スコアは113。100切りを目指してがんばっています。サンドの伊達(みきお)さんもゴルフがお好きなので、「いつか一緒にまわろうね」と約束だけしていて。そこに向けて、特訓中です(笑)」

 

 テニス、ゴルフと自らスポーツを楽しむが、宮城は楽天イーグルス、ベガルタ仙台、89ERSと、野球、サッカー、バスケットボールのプロスポーツがそろう。

 

「よく観戦に行きます。お仕事にも生かされますし、日ごろのモヤモヤも発散できます(笑)」

 

 仙台の日々を満喫しているが、もともと仙台出身。いいところを聞いてみると……。

 

「仙台はほどよく田舎で、ほどよく都会といわれることが多いんです。1時間ほどで山にも海にも行けますし、都会らしさも自然も感じたい方には、ぴったりだと思います。あとは、温かい心の方が多いとも思います。そして、食べものがおいしいんです。お米もすごくおいしいので、回転寿司だったら、20皿ぐらい食べちゃいます(笑)。海産物は牡蠣やホヤもおいしいですし、『もうかの星』というサメの心臓の部位が、馬刺しに似た食感で……珍味ですけど、お酒に合います。私は1杯めから日本酒でいいぐらい、日本酒が大好きで(笑)。宮城の日本酒は、すっきりしていて飲みやすいんです。気仙沼の『水鳥記(みずとりき)』というお酒は、透明感があって、クセがなくてお水のように飲めちゃいます(笑)」

 

「地方局アナランキング」の東北ブロックで3連覇を果たしたことには「素直にうれしい」と話す。

 

「『まさか』というのが、真っ先に出てきた感情でした。AKB48のときも選抜に入れなかったり、1位を獲ったりする経験がなかったので、まさかアナウンサーになってから経験できるとは思っていませんでした。過去の自分に『いいことあるかもしれないから、がんばろう』と、伝えてあげたいです(笑)。ファンの方もすごく喜んでくださって、2連覇のときに『3連覇を目指してがんばって』と応援してくださっていたので、喜んでいただけると思います。私、AKB48のときに、がんばればたくさん映れるかもしれないミュージックビデオの撮影日に、インフルエンザになって参加できなかったんです。それがずっとトラウマで……。それ以降、ここぞという日には、絶対に体調を崩さないっていう決意が生まれました(笑)」

 

 仙台で、生き生きとアナウンサーとしての仕事を楽しんでいる佐藤アナに、今後の仕事について聞いた。

 

「いちばんは、宮城県のみなさんから愛してもらえる存在になりたいです。街中で会ったら、気さくに『あかりちゃん』と声をかけてもらえるような、親しみを持ってもらえるアナウンサーになれたらいいですね。そして、全国に仙台の魅力を発信していきたい。いつか、東北全体で流れる、各局が連携して作るような番組でも、活躍できるアナウンサーになりたいですね」

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