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「お祓いに行っていなくて」南琴奈、ホラー映画の地方ロケで深夜に受け取った“恐怖メッセージ”

インタビュー 記事投稿日:2026.01.28 06:00 最終更新日:2026.01.28 06:00

「お祓いに行っていなくて」南琴奈、ホラー映画の地方ロケで深夜に受け取った“恐怖メッセージ”

南琴奈(写真・木村哲夫)

 

「じつはホラー映画が少し苦手なので、どう演じたらいいのかと不安要素が多かったんです。でも最初に顔合わせをしたときに、監督が『僕が全部、現場で教えるので』と言ってくださって。初めて挑むホラー作品でしたが、その世界に飛び込む気持ちで演じさせていただきました」

 

 こう話すのは映画『夜勤事件』(2月20日公開)で主演を務める南琴奈。原作はZ世代を中心に絶大な人気を誇る日本のインディーゲーム制作チーム「Chilla’s Art(チラズアート)」の同名ホラーゲーム。深夜のコンビニを舞台にじわじわと迫る恐怖と不可思議な現象の連鎖を描き、YouTubeでの実況動画は総再生数6000万回を突破(2025年8月28日現在)した話題作だ。実写映画化を手掛けたのは、『きさらぎ駅』シリーズなどでヒットを飛ばす“現代ホラーの旗手”として評価の高い永江二朗監督。

 

 南が演じるのは深夜のコンビニでバイトをする大学生・田鶴結貴乃。演技するうえで難しかったのは“呼吸の間”だったと話す。

 

「撮影はワンカット、ワンカットで割られていますが、ひとつのシーンとしてつながっているので、温度差があってはいけないと思って。カットがかかり、また次のカットに進むときに、0になったテンションや気持ちをまた100まで上げるのにエネルギーを消費するので、そこがすごく大変でした。あとは、驚く演技にグラデーションをかけることです。驚く演技にも緩急があるので、驚きすぎて声は出ないけど息が漏れてしまう、本当に怖くて喉が枯れるまで叫ぶ……。叫び方や息の出し方が非常に難しくて苦戦しました。気配を感じて振り向くときも、これまではぱっと振り返るのがナチュラルな演技でしたが、その気配にまず驚くとか、考えるとか。演じているときはその独特の“間”に違和感があったんですが、完成した作品を観てこの“間”が観ている方の恐怖を煽るんだな、監督がおっしゃっていたのはこういうことなんだな、と実感しました」

 

 深夜のコンビニで次々と不可思議なことが起こるが、普段、利用しているコンビニに寄るのが怖くなったなんてことは?

 

「一軒しかないようなここまで不気味なコンビニが家の近くにはないので(笑)。これまでもコンビニに寄ってワンオペで仕事をしている方を見ると、大変だなって思っていましたが、この作品を演じてからより大変だなと思うようになりました。ワンオペで夜勤をしている方を見ると、すごい強い人だなって思ったりします」

 

 ちなみにコンビニに寄るとつい買ってしまう、お気に入りの一品は?

 

「マストで買っているのは紙パックのリンゴジュース。あとはカフェラテ、ミンティアとかグミかな」

 

 はじめてのホラー映画出演だったが、ホラー映画の撮影前にはお祓いに行くと言われる。

 

「私もそう聞いていたんですが、今回は行かなかったんです。これは自分だけでやらなければと思い、地方での撮影でホテルに入る前に、マネージャーさんに塩をふってもらいました(笑)。お守りにはそんなに造詣が深くなくて。年始に家族で初詣に行って、みんなでお守りを買うんです。学生時代はそのお守りを通学用のバッグに入れていました。お守りって、あまり持ち歩かないほうがいいとか、数を持たないほうがいいとか、いろいろありますよね。今は家族で買ったお守りをお財布の中に入れて、無駄に触らない、移動させないようにしています」

 

 このお守りのご利益かどうかは不明だが、一度だけ、映画顔負けの恐怖体験を味わったことがあるという。

 

「地方ロケに行ったときに、旅館のようなところに泊まったんです。とても広いお部屋で、ここを1人で使っていいのかとそのときは『やった!』と思って(笑)。翌日、朝が早かったので、その日は携帯のアラームをかけてそのまま寝たんですね。私、アラームが鳴る前に、なんとなく体感でわかって目が覚めるんです。でもその日はアラームが先に鳴って目が覚めたら、私のアラームじゃないんですよ。暗い部屋の机の上に光っているものが見えて、驚いて見たら知らない携帯が置いてあって……。その携帯の電話が鳴っているんです。なんだろう…って思って見たら、メッセージのところに記号で書かれたメッセージがバーっと出てきて止まらなくなって。これはヤバい!!と思って、『大変なことが起きてます!』とヘアメイクさんたちを叩き起こしに行きました。すぐに皆さんが来てくださって部屋を変えていただいたんですが、結局、その携帯はホテルの従業員さんのものでもスタッフさんたちのものでもなくて、いつ机に置かれたのかもわからなくて……。私の中でいちばん怖い経験です」

 

 こんな怖すぎる経験をした彼女に「霊感が強いのでは?」と聞くと「そんなことないです」と笑う。ホラー映画に挑戦したことで、演技の幅が広がった南。女優としてやっていく決心がついたと話す。

 

「初めての連続ドラマが『舞妓さんちのまかないさん』(2023年)だったんですが、本当に何もわからなくて。撮影時は15歳で、地方での撮影だったので、当時の私にとっては本当に大変でした。

 

 大ベテランの常盤貴子さんや松坂慶子さんなどの演技はすべてが学びでした。さっきまであんなに明るく話していたのに、カットがまわった瞬間、ぱっと変わるあたりは鮮明に覚えています。緊張していたこともあり、監督の言う通りに演じなくちゃと堅くなっているところがあったんですね。でも森七菜さんや出口夏希さんは本当に楽しそうに演じていらっしゃって。そんな姿を見ていたら、純粋に楽しんで演技するのも大事なんだと学びました。そのころは、いつまでやるとか、将来についてまで深く考えてはいなかったんです。でも今回、ホラー作品に出会えたように、いろんな作品と出会うたびにこういう作品にも出てみたい、自分の演技を反省して今度はこんな演技をしてみたいと思うようになりました。そういう気持ちが自分の原動力になっているので、今はすごく楽しいです。この気持ちが続く限り、俳優のお仕事をやっていきたいなと思っています」

 

 そんな彼女がハマっているのが家具選び。お気入りの一品を見つけるのが楽しみだという。

 

「最近、引っ越しをしたんです。部屋に何もないので、仕事終わりに家具屋さんに行ったりして、家具や雑貨を買うのが楽しみ。私はネットで買うより、実際に自分の目で見て気に入ったものを買う派なんです(笑)。足を運んで気に入った家具を見つけて買って、部屋にお気に入りがどんどん増えていく。いまはそんな時間にハマっています」

 

みなみことな

2006年6月20日生まれ 埼玉県出身 2020年にMr.Childrenの『Documentary Film』のMVで注目を集め、Official髭男dism、Vaundyなど数々のアーティストのMVに出演。2023年NETFLIX『舞妓さんちのまかないさん』で連ドラデビュー。その後、映画『アイスクリームフィーバー』(2023年)、『花まんま』(2025年)などに出演。ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(2025年、関西テレビ・フジテレビ系)では生徒会副会長を演じ、話題を集めた。現在、出演した映画『終点のあの子』が公開中

 

写真・木村哲夫
ヘアメイク・伍島琴美
スタイリスト・hao
衣装協力・ビスチェ、スカート/VIVIANO、ジャケット、カットソー/BOCBOK、アーマーリング/POOLDE、シューズ/UDIRE、その他スタイリスト私物

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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